クレーコートでのツアー初タイトルを目指すポールがアリゾナ大4年のスミスを退け準決勝へ「お互いにハイレベルなプレーをしていたと思う」 [US男子クレーコート選手権]

写真は試合後に握手を交わすトミー・ポール(アメリカ/右)とコルトン・スミス(アメリカ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「Fayez Sarofim & Co. US男子クレーコート選手権」(ATP250/アメリカ・テキサス州ヒューストン/3月31日~4月6日/賞金総額71万735ドル/クレーコート)の男子シングルス準々決勝で、第1シードのトミー・ポール(アメリカ)が予選勝者のコルトン・スミス(アメリカ)を6-1 7-6(1)で振りきりベスト4に進出した。

 4ゲーム連取と好スタートを切ったポールは1ゲームしか落とさず第1セットを先取し、すべてサービスキープで進んだ第2セットのタイブレークで迎えた2度目のマッチポイントをものにして1時間29分で勝利を決めた。

 18歳だった2016年にワイルドカード(主催者推薦枠)を受け取った同大会でツアーレベルの初勝利を挙げたポールだが、今年までシングルス本戦での戦績は2勝3敗だった。

「本当にいいプレーができた。彼(スミス)は少し緊張して僕にフリーポイントをいくつか与えてしまったんじゃないかと思うけど、第2セットではしっかり決めてきた。お互いにハイレベルなプレーをしていたと思う。皆さんの前で素晴らしいプレーができてうれしいよ」とポールは試合後のオンコートインタビューで語った。

「僕は彼よりも少し余計に経験を積んでいる。ここでも長く(2019年の予選敗退を含む2年ぶり5度目)プレーしているけど、初めて準決勝に進出するまで本当に長い時間が必要だった。でも自分のプレーはかなり改善していると感じているから、次の試合も楽しみにしている」

 アリゾナ大学で4年目のシーズンを過ごしているスミスがATPツアーでプレーしたのは、予選を突破して2回戦に進出した先月のインディアンウェルズ以来でキャリア2度目だった。

 クレーコートでのツアー初タイトルを目指すポールは次のラウンドで、アレクサンダー・コバチェビッチ(アメリカ)を2-6 6-3 6-4で破って勝ち上がった予選勝者のジェンソン・ブルックスビー(アメリカ)と対戦する。

 もうひとつの準決勝は、フランシス・ティアフォー(アメリカ)とブランドン・ナカシマ(アメリカ)の顔合わせとなった。第2シードのティアフォーが第5シードのアレックス・ミケルセン(アメリカ)を7-5 6-1で倒し、第4シードのナカシマはクリストファー・ユーバンクス(アメリカ)を6-4 6-4で退けた。

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写真◎Getty Images

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