ブルックスビーが今大会3試合目のマッチポイントセーブでキャリア4度目のツアー決勝進出「それを乗り越えるたびに強くなったと思う」 [US男子クレーコート選手権]

写真はジェンソン・ブルックスビー(アメリカ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「Fayez Sarofim & Co. US男子クレーコート選手権」(ATP250/アメリカ・テキサス州ヒューストン/3月31日~4月6日/賞金総額71万735ドル/クレーコート)の男子シングルス準決勝で、予選勝者のジェンソン・ブルックスビー(アメリカ)が第1シードのトミー・ポール(アメリカ)に7-6(5) 3-6 7-6(6)で競り勝ちツアー初優勝に王手をかけた。

 タイブレークの末に第1セットを先取したブルックスビーは2-3からサービスダウンを喫して第2セットを取り返されたが、5-6からブレークバックに成功して持ち込んだ2度目のタイブレーク5-6から3ポイントを連取して2時間42分で勝利をもぎ取った。

 13時に始まる予定だった試合は雨で開始が遅れ、何度も中断したため終了したのは20時半頃だった。今大会でのブルックスビーは予選1回戦でひとつ、第3シードのアレハンドロ・タビロ(チリ)に対する2回戦でも3つのマッチポイントを凌いだ末に生き残っていた。

「今大会ではそういった(マッチポイントに直面した)瞬間がたくさんあった。そして僕はそれを乗り越えるたびに強くなったと思う。今週を通して精神的に落ち着きを保つことができて本当に満足している」とブルックスビーは試合後のオンコートインタビューで語った。

「明日がどうなるかに関係なく、今週は僕にとって凄く大きなプラスになると思う。去年から今年にかけて取り組んできたことに誇りを持っている。悪いときもいいときも、僕は毎週努力を怠らなかった。明日が楽しみだ」

 昨年末に自閉スペクトラム症を患っていることを公表した元世界ランク33位で24歳のブルックスビーは手首の手術やドーピングの規則違反で出場亭処分を受けるなどして長期離脱を余儀なくされていたため、今大会には507位で臨んでいる。

 ブルックスビーは2022年7月のアトランタ以来となるキャリア4度目のツアー決勝で、第4シードのブランドン・ナカシマ(アメリカ)を6-4 7-6(3)で破って勝ち上がった2023年大会チャンピオンで第2シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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