3度目の対決でグリークスプアから初勝利のダルデリが昨年2月以来となるツアー2勝目「この瞬間のために毎日戦ってきた」 [ハッサン2世グランプリ]

写真は2024年BNLイタリア国際でのルチアーノ・ダルデリ(イタリア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ハッサン2世グランプリ」(ATP250/モロッコ・マラケシュ/3月31日~4月6日/賞金総額62万2850ユーロ/クレーコート)の男子シングルス決勝で、第7シードのルチアーノ・ダルデリ(イタリア)が第1シードのタロン・グリークスプア(オランダ)に76(3) 7-6(4)で競り勝ちチャンピオンに輝いた。

 23歳のダルデリがATPツアーで決勝に進出したのは昨年2月のコルドバ以来でキャリア2度目だったが、2連勝を飾った。

 4-4から初のブレークに成功した直後に追いつかれたダルデリはタイブレークの末に第1セットを先取し、すべてサービスキープで進んだ第2セットのタイブレークで迎えた2度目のチャンピオンシップポイントをものにして2時間3分で歓喜の瞬間を迎えた。

 ふたりはいずれも2024年に2度対決してグリークスプアが2勝していたが、3度目のチャンスでダルデリが初勝利を挙げた。

 今シーズンのダルデリはツアーレベル2勝8敗の戦績で今大会を迎えたが、前週にナポリで開催されたチャレンジャー大会で準優勝を飾って復調の兆しを見せていた。

「ここ数ヵ月は本当に大変だったけど、僕はこの瞬間のために毎日戦ってきた。2つ目のタイトルだ。マラケシュでプレーしたのは初めてだったけど、素晴らしい場所だ。とてもうれしいし、ここにいるすべてのイタリア人ファンと観客の皆さんに感謝したい」とダルデリは試合後のオンコートインタビューで語った。

「タロンは素晴らしい選手だ。何が起こるかわからない。2セットもタイブレークというのはかなり厳しい。凄く難しい試合だったけど、今日は勝つことができて本当によかった」

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写真◎Getty Images

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