ルブレフを圧倒したフィスが今季のマスターズ3大会連続8強入り「本当にいい試合ができた」 [モンテカルロ・マスターズ]

写真はアルトゥール・フィス(フランス)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ロレックス・モンテカルロ・マスターズ」(ATP1000/モナコ・モンテカルロ/4月6~13日/賞金総額683万2435ユーロ/クレーコート)の男子シングルス3回戦で第12シードのアルトゥール・フィス(フランス)が第7シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)を6-2 6-3で退け、今季のATPマスターズ1000シリーズ3大会連続となる8強入りを決めた。

 相手のサービスゲームを2度破って第1セットを先取したフィスは第2セット1-0から一度だけサービスダウンを喫したが、ふたたびリードを奪うと5-3から5度目のブレークに成功して1時間1分で快勝した。

 ふたりは昨年1月に香港の準々決勝で一度対決しており、ルブレフが6-4 1-6 6-2で勝っていた。

「最初から最後までとても集中していた。正しい選択ができていたし、自分の戦術を遂行することができた。調子もよかったし、本当にいい試合ができた」とフィスは試合後の記者会見で語った。

「フォアハンドもバックハンドも非常にうまく打つことができていた。ウィナーもたくさん決まったし、特にリターンがよかった。ほとんど言うことがないくらいだ。残りの試合も同じようにできるよう頑張るよ」

 フィスは次のラウンドで、予選勝者のダニエル・アルトマイヤー(ドイツ)を6-3 6-1で破って勝ち上がった第2シードのカルロス・アルカラス(スペイン)と対戦する。

「(マスターズ3大会連続ベスト8進出は)素晴らしいことだけど、準々決勝を目指してプレーしている訳じゃない。今回は準決勝まで勝ち進みたいと思っている」とフィスは次戦を見据えた。

 そのほかの試合ではディフェンディング・チャンピオンで第6シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)、第8シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)、第13シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)、第15シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)、アレクセイ・ポプリン(オーストラリア)、アレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)が勝ち上がり、ベスト8が出揃った。

 デミノーがシード対決で第9シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)を6-2 6-2で下し、前年の準優勝者で第4シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)と第5シードのジャック・ドレイパー(イギリス)はシードダウンを喫した。

 ポプリンがルードに6-4 3-6 7-5で競り勝ち、ダビドビッチ フォキナはドレイパーを6-3 6-7(6) 6-4で倒してそれぞれ番狂わせを演じた。

 準々決勝ではチチパスがムゼッティと、デミノーがディミトロフと、ポプリンはダビドビッチ フォキナと顔を合わせる。

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写真◎Getty Images

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