ルーネが同世代のライバルであるアルカラスを倒して約2年ぶりのツアー5勝目「凄く大きな意味がある」 [バルセロナ・オープン]

写真は約2年ぶりの優勝を飾ったオルガ・ルーネ(デンマーク)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「バルセロナ・オープン・バンコサバデル」(ATP500/スペイン・カタルーニャ州バルセロナ/4月14~20日/賞金総額288万9200ユーロ/クレーコート)の男子シングルス決勝で、第6シードのオルガ・ルーネ(デンマーク)が同じ2003年生まれのライバルで第1シードのカルロス・アルカラス(スペイン)を7-6(6) 6-2で退け約2年ぶりの優勝を飾った。

 21歳のルーネがATPツアーでタイトルを獲得したのは、2023年4月のミュンヘン以来でキャリア5度目(準優勝6回)となる。

 2-2からサービスダウンを喫した直後に追いついたルーネはタイブレークの末に第1セットを先取し、第2セット第2ゲームで2つのブレークポイントを凌いでキープすると1-2から最後の5ゲームを連取して1時間40分で勝利を決めた。

 2022年&23年大会チャンピオンアルカラスは前週のモンテカルロで今季2勝目を挙げて今大会を迎えていたが、連勝は「9」でストップした。

「凄く大きな意味がある。本当に素晴らしい試合だった。カルロスは凄いテニスをする選手だから、序盤は少しストレスを感じていた。呼吸を整えてリズムを掴むのに必死だったよ」とルーネは試合を振り返った。

「ブレークされたあとは試合により集中し、自分のテニスをするよう心掛けた。第1セットは大接戦だったけど、そこを制して勢いに乗ることが凄く重要だった。自分自身をとても誇りに思う」

 前週のモンテカルロで食中毒の症状に苦しみ初戦で途中棄権を強いられていたルーネは、今週の活躍で昨年4月以来となるトップ10返り咲き(9位)を決めた。

 先に行われたダブルス決勝では、サンデル・アレンズ(オランダ)/ルーク・ジョンソン(イギリス)がジョー・ソールズベリー/ニール・スクプスキー(ともにイギリス)を6-3 6-7(1) [10-6]で倒して今季2勝目を挙げた。

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写真◎Getty Images

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