38歳モンフィスが逆転勝利で大会史上最年長の勝者に「美しい勝ち方ではないけど…」 [マドリッド・オープン]

写真はロレックス・モンテカルロ・マスターズでのガエル・モンフィス(フランス)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ムトゥア・マドリッド・オープン」(ATP1000/スペイン・マドリッド/4月23日~5月4日/賞金総額805万5385ユーロ/クレーコート)の男子シングルス1回戦で、38歳のガエル・モンフィス(フランス)が予選勝者のボルナ・ゴヨ(クロアチア)に1-6 6-2 6-4で逆転勝利をおさめた。

 第2ゲームから6ゲームを連取されて第1セットを落としたモンフィスは相手のサービスゲームを2度破って第2セットを取り返し、第3セット4-4から3度目のブレークに成功して1時間42分で競り勝った。

「彼(ゴヨ)は第1セットでセカンドサーブを1本しか打たなかった。ファーストサーブの確率は94%だったと思う。素晴らしいプレーをしていたから、相手の勢いが収まってから少し戦術を変えたんだ」とモンフィスは試合を振り返った。

「キックサーブを多めに使い、少しプレーを変えて相手にあまり攻めさせないように心掛けた。最後はひたすらボールを追いかけて走りまくったよ。美しい勝ち方ではないけど、これも勝利だ」

 大会史上最年長の勝者となったモンフィスは次のラウンドで、前年の大会でタイトルを獲得した第7シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)と対戦する。シード勢は初戦がBYEで免除されており、2回戦からの登場となる。

 この日プレーした地元スペイン勢はロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)がジャウメ・ムナール(スペイン)との同士討ちを6-4 2-6 6-3で制して2回戦に駒を進めたが、ペドロ・マルチネス(スペイン)とワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)は敗れた。

 ヌーノ・ボルジェス(ポルトガル)が1セットダウンから巻き返してカレーニョ ブスタを6-7(7) 7-6(3) 6-3で倒し、フランシスコ・コメサーニャ(アルゼンチン)はマルチネスを6-4 6-4で退けた。

 そのほかの試合ではフラビオ・コボッリ(イタリア)、バンジャマン・ボンジ(フランス)、ラスロ・ジェレ(セルビア)、アレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)、アルトゥール・リンデルネック(フランス)、マリアーノ・ナボーネ(アルゼンチン)、クリストファー・オコネル(オーストラリア)、予選勝者のイーサン・クイン(アメリカ)とフアン マヌエル・セルンドロ(アルゼンチン)、セバスチャン・オフナー(オーストリア)、予選勝者のアロルド・マヨ(フランス)、ワイルドカードを得て参戦した18歳のフェデリコ・チーナ(イタリア)が初戦を突破した。

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写真◎Getty Images

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