2年連続4度目の優勝を目指していたシフィオンテクが3回戦でコリンズにストレート負け、4位以下に転落が確定 [イタリア国際]

写真はイガ・シフィオンテク(ポーランド)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「BNLイタリア国際」(イタリア・ローマ/5月6~18日/賞金総額691万1032ドル/クレーコート)の女子シングルス3回戦で、2年連続4度目の優勝を目指していた第2シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)が第29シードのダニエル・コリンズ(アメリカ)に1-6 5-7で敗れた。

 一度もサービスキープができずに第1セットを落としたシフィオンテクは第2セット第1ゲームでブレークに成功した直後に追いつかれ、5-6から6度目のサービスダウンを喫して1時間44分で力尽きた。

 ふたりはこれが9度目の対決だったが、シフィオンテクは2022年オーストラリアン・オープン準決勝(6-4 6-1でコリンズの勝利)以来となる2敗目を喫した。

「イガには何度も負けていたから、そのような経験や過去の対戦から学ぶのは当然のことだわ。ここ何試合かは負けていたけど、何度かは最高のテニスができていたという手応えがあった。それが自信に繋がっていたの」とコリンズは試合後に語った。

「そのような経験があったから、今回は自分のプレースタイルを貫くことができた。以前よりも少し精度が高かった思う」

 今季初の対トップ10勝利を挙げたコリンズは次のラウンドで、予選勝者のヘイリー・バティスト(アメリカ)を6-4 3-6 6-4で破って勝ち上がった第16シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)と対戦する。

 前週にディフェンディング・チャンピオンとして臨んだマドリッドの準決勝でココ・ガウフ(アメリカ)に1-6 1-6で完敗を喫していたシフィオンテクは3年連続4度目の栄冠に輝いた昨年のフレンチ・オープンを最後に丸1年決勝に進出できておらず、大会後に更新される世界ランクで4位以下に転落することが確定した。

 クレーコートを得意とするシフィオンテクは昨シーズンに同サーフェスで26勝2敗(パリ五輪を含む)と圧倒的な戦績を残したが、今季は6勝3敗と勢いに乗ることができないままロラン・ギャロスを迎える見込みとなっている。

 そのほかの試合では第6シードのジャスミン・パオリーニ(イタリア)、第13シードのディアナ・シュナイダー(ロシア)、第17シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)、第25シードのエリース・メルテンス(ベルギー)、ペイトン・スターンズ(アメリカ)、元世界ナンバーワンの大坂なおみ(フリー)が16強入りを決めた。

 シード対決ではパオリーニが第27シードのオンス・ジャバー(チュニジア)を6-4 6-3で退け、メルテンスが第3シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)を7-5 6-1で倒し、スターンズは同胞で第5シードのマディソン・キーズ(アメリカ)に2-6 6-2 7-6(3)で逆転勝利をおさめてシードダウンを演じた。

 ボトムハーフ(ドローの下半分)の4回戦ではパオリーニがオスタペンコと、シュナイダーがメルテンスと、スターンズは大坂と顔を合わせる。

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写真◎Getty Images

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