8年ぶりに参戦した錦織が初戦で19歳の新鋭ティエンに逆転勝利 [ジュネーブ・オープン]

写真はムトゥア・マドリッド・オープンでの錦織圭(ユニクロ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ゴーネット・ジュネーブ・オープン」(スイス・ジュネーブ/5月18~24日/賞金総額59万6035ユーロ/クレーコート)の男子シングルス1回戦で、元世界ランク4位の錦織圭(ユニクロ)が19歳のラーナー・ティエン(アメリカ)に4-6 6-4 6-4で逆転勝利をおさめた。

 第3ゲームでサービスダウンを喫して第1セットを落とした錦織は第2セット0-1から初のブレークに成功すると5-4から相手のサービスゲームを破って試合を振り出しに戻し、第3セット5-4からのレシーブゲームで迎えた最初のマッチポイントをものにして2時間6分で競り勝った。

 同大会に8年ぶりの出場となる35歳の錦織は、ダイレクトインで本戦入り。初参戦だった2017年は第2シードから2試合を勝ち上がり、準決勝でミーシャ・ズベレフ(ドイツ)に4-6 6-3 3-6で敗れはしたが4強入りした。

 両者は今回が初顔合わせ。昨年12月に20歳以下のトップ8対決「Next Gen ATPファイナルズ」(サウジアラビア・ジッダ/室内ハードコート)で準優勝を飾ったティエンは1月のオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)で4回戦まで勝ち進んでトップ10デビューを果たし、世界ランク60位台(最高66位)に躍進した。

 2025年シーズンの錦織はデビスカップを含む7大会でプレーし、1月の香港(ATP250/ハードコート)で準優勝を飾るなど12勝9敗の戦績で今大会を迎えている。

 錦織は次のラウンドで、第4シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)と対戦する。上位4シードは初戦がBYEで免除されており、2回戦からの登場となる。

 ジュネーブ・オープンはATPツアー250に格付けされる大会で、シングルス28ドロー&ダブルス16ドローで争われる。

上位出場選手シード順位|男子シングルス

テイラー・フリッツ(アメリカ)[1]
ノバク・ジョコビッチ(セルビア)[2]
トマーシュ・マハーチュ(チェコ)[3]
カレン・ハチャノフ(ロシア)[4]

※[ ]数字はシード順位

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写真◎Getty Images

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