女子シングルス1回戦屈指の好カードでバドーサが元世界ナンバーワン大坂に逆転勝利 [フレンチ・オープン]
シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月25日~6月8日/クレーコート)の女子シングルス1回戦で、第10シードのパウラ・バドーサ(スペイン)が元世界ナンバーワンの大坂なおみ(フリー)に6-7(1) 6-1 6-4で逆転勝利をおさめた。
5-6からブレークバックした末にもつれ込んだタイブレークを制して第1セットを先取した大坂は1ゲームしか取れずに第2セットを取り返され、第3セット0-2から巻き返したバドーサが5-4からのサービング・フォー・ザ・マッチをラブゲームでキープして2時間21分で競り勝った。
同大会に2年連続6度目の出場となる27歳のバドーサは、2021年のベスト8がこれまでの最高成績。背中の疲労骨折から復帰途上でノーシードだった昨年は、3回戦で親友のアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)に5-7 1-6で敗れていた。
ケガに苦しみ約半年の離脱を経て昨年1月に復帰した元世界ランク2位のバドーサは序盤には苦しんだものの徐々に調子を取り戻し、5月の時点で140位まで落ちていたランキングを12位(最高11位)まで上げてWTAアワードでカムバック選手賞に選出された。
バドーサは次のラウンドで、マッカートニー・ケスラー(アメリカ)を7-5 7-6(3)で破って勝ち上がったエレナ ガブリエラ・ルース(ルーマニア)と対戦する。
そのほかの試合では背中のケガから復帰後2戦目に臨んでいる2021年大会チャンピオンで第15シードのバーボラ・クレイチコバ(チェコ)、第17シードのダリア・カサキナ(オーストラリア)、ケイティ・ブルター(イギリス)、ダニエル・コリンズ(アメリカ)、アイラ・トムヤノビッチ(オーストラリア)、ベルナルダ・ペラ(アメリカ)が2回戦に駒を進めた。
※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、Qは予選勝者
大会2日目◎5月26日|主な試合結果
女子シングルス1回戦
○5ダニエル・コリンズ(アメリカ)7-6(1) 6-4 ●6ジョディー・バレージ(イギリス)
○35アイラ・トムヤノビッチ(オーストラリア)6-1 6-3 ●36マヤ・ジョイント(オーストラリア)
○44ベルナルダ・ペラ(アメリカ)6-4 6-4 ●43カロリーヌ・ガルシア(フランス)
○73ダリア・カサキナ(オーストラリア)[17] 6-1 3-6 6-2 ●74カテリーナ・シニアコバ(チェコ)
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○77エレナ ガブリエラ・ルース(ルーマニア)7-5 7-6(3) ●78マッカートニー・ケスラー(アメリカ)
○80パウラ・バドーサ(スペイン)[10] 6-7(1) 6-1 6-4 ●79大坂なおみ(日本/フリー)
○100ケイティ・ブルター(イギリス)6-7(4) 6-1 6-1 ●99キャロル・モネ(フランス)[Q]
○113バーボラ・クレイチコバ(チェコ)[15] 7-6(4) 6-3 ●114タチアナ・マリア(ドイツ)
写真◎Getty Images
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