シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」（フランス・パリ／本戦5月25日～6月8日／クレーコート）の男子シングルス1回戦で、第3シードのアレクサンダー・ズベレフ（ドイツ）が19歳のラーナー・ティエン（アメリカ）を6-3 6-4 6-4で退け初対決の雪辱を果たした。試合時間は1時間53分。

　ふたりは2月にアカプルコ（ATP500／ハードコート）の2回戦で一度顔を合わせており、ティエンが6-3 6-4で勝っていた。

　同大会に11年連続出場（2015年の予選敗退を含む）となる28歳のズベレフは第4シードで臨んだ昨年の大会で初めて決勝に進出し、カルロス・アルカラス（スペイン）に3-6 6-2 7-5 1-6 2-6で敗れはしたが四大大会で3度目の準優勝を飾っていた。

　クレーコートの前哨戦5大会でプレーしたズベレフは地元ドイツで開催された4月のミュンヘン（ATP500）でタイトルを獲得し、11勝4敗の戦績を残した。

　ズベレフは次のラウンドで、フランチェスコ・パッサーロ（イタリア）を3-6 6-7(7) 6-4 7-6(1) 6-1で破って勝ち上がったイェスパー・デ ヨング（オランダ）と対戦する。

　そのほかの試合では前週のジュネーブ（ATP250／クレーコート）でパリ五輪を含むツアーレベル通算100回目の優勝を飾った第6シードのノバク・ジョコビッチ（セルビア）、第9シードのアレックス・デミノー（オーストラリア）、第19シードのヤクブ・メンシク（チェコ）、アレクサンダー・ブブリク（カザフスタン）、キャメロン・ノリー（イギリス）、ラッキールーザー（欠場者が出たため本戦出場権を得た予選敗退選手）のアレクサンダー・シェフチェンコ（カザフスタン）、予選勝者のイーサン・クイン（アメリカ）、ラッキールーザーのフェデリコ アグスティン・ゴメス（アルゼンチン）が2回戦に駒を進めた。

　最初の2セットを先取した第16シードのグリゴール・ディミトロフ（ブルガリア）がクインに第3セットを取れた時点で棄権したほか、第11シードのダニール・メドベージェフ（ロシア）はノリーに5-7 3-6 6-4 6-1 5-7で競り負け2年ぶり6度目の初戦敗退を喫した。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[　]数字はシード順位、Qは予選勝者、LLはラッキールーザー（欠場者が出たため本戦出場権を得た予選敗退選手）、Ret.は途中棄権

大会3日目◎5月27日｜主な試合結果

男子シングルス1回戦

○17アレックス・デミノー（オーストラリア）[9] 6-3 6-4 7-6(6) ●18ラスロ・ジェレ（セルビア）

○19アレクサンダー・ブブリク（カザフスタン）6-2 6-4 6-4 ●20ジェームズ・ダックワース（オーストラリア）

○24ヤクブ・メンシク（チェコ）[19] 7-5 6-7(5) 7-5 6-3 ●23アレクサンドル・ミュレー（フランス）

○33アレクサンダー・ズベレフ（ドイツ）[3] 6-3 6-4 6-4 ●34ラーナー・ティエン（アメリカ）

○35イェスパー・デ ヨング（オランダ）3-6 6-7(7) 6-4 7-6(1) 6-1 ●36フランチェスコ・パッサーロ（イタリア）

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○45アレクサンダー・シェフチェンコ（カザフスタン）[LL] 6-2 6-4 7-6(4) ●46ドゥサン・ラヨビッチ（セルビア）

○47イーサン・クイン（アメリカ）[Q] 2-6 3-6 6-2 Ret. ●48グリゴール・ディミトロフ（ブルガリア）[16]

○50キャメロン・ノリー（イギリス）7-5 6-3 4-6 1-6 7-5 ●49ダニール・メドベージェフ（ロシア）[11]

○52フェデリコ アグスティン・ゴメス（アルゼンチン）[LL] 4-6 6-4 6-4 6-1 ●51アレクサンダー・コバチェビッチ（アメリカ）

○64ノバク・ジョコビッチ（セルビア）[6] 6-3 6-3 6-3 ●63マッケンジー・マクドナルド（アメリカ）