飽くなき野望を持つジョコビッチが快調なスタート「僕は常に歴史を作ろうとしている」 [フレンチ・オープン]

写真は快勝で初戦を突破したノバク・ジョコビッチ(セルビア)(Getty Images)


 シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月25日~6月8日/クレーコート)の男子シングルス1回戦で、第6シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)がマッケンジー・マクドナルド(アメリカ)を6-3 6-3 6-3で下して好スタートを切った。

 試合を通して常に先行したジョコビッチは第2セット5-2から一度だけサービスダウンを喫したが、合計5度ブレークに成功して1時間58分で快勝した。

 前週のジュネーブでツアー通算100勝目(パリ五輪を含む)を挙げたばかりのジョコビッチは連勝を「5」に伸ばし、昨年8月にパリ五輪で悲願の金メダル獲得した同会場でマッチ7連勝を飾った。

 同大会に21回目の出場となる38歳のジョコビッチは一度も初戦敗退がなく、同ラウンドでは2010年を最後に1セットも落としていない。

「この特別で美しいコートで過ごすすべての瞬間を楽しもうとしている。ここで最後にプレーした昨年のオリンピックでの思い出が蘇ってくるから、より一層気分がいいんだ」とジョコビッチは試合後のオンコートインタビューで語った。

「安定感のある試合だった。彼(マクドナルド)が今日よりも高いレベルでプレーできるのは知っているけど、自分のプレーには非常に満足している」

 長年に渡って世界トップレベルに君臨し続け既に史上最多タイとなる24回のグランドスラム制覇を果たしているジョコビッチは、「僕は常に歴史を作ろうとしている」と飽くなき野望について話した。

「更なる歴史を作るチャンスがあるから試合に臨み、努力を続けている。それが自分自身を成長させようとするもっとも大きなモティベーションのひとつなんだ」

 2年ぶり4度目の優勝を目指すジョコビッチは次のラウンドで、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦したクレメン・タブール(フランス)との地元勢対決を6-3 7-6(6) 6-3で制して勝ち上がったコランタン・ムーテ(フランス)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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