グランドスラム優勝経験者同士の2回戦でシフィオンテクがラドゥカヌにまたもストレート勝利 [フレンチ・オープン]

写真は試合後に握手を交わすイガ・シフィオンテク(ポーランド/手前)とエマ・ラドゥカヌ(イギリス)(Getty Images)


 シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月25日~6月8日/クレーコート)の女子シングルス2回戦で、第5シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)が2021年USオープン優勝者のエマ・ラドゥカヌ(イギリス)を6-1 6-2で退けベスト32に進出した。

 試合を通して主導権を握ったシフィオンテクは直面した4度のブレークポイントをすべてセーブし、各セットで2度ずつ相手のサービスゲームを破って1時間19分で勝利を決めた。

 ふたりはこれが5度目の対決だったが、シフィオンテクが一度もセットを落とすことなく5連勝を飾った。今シーズンは1月にオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)の3回戦で顔を合わせ、シフィオンテクが6-1 6-0で圧勝していた。

 同大会に7年連続出場となる23歳のシフィオンテクは、これまでに4度(2020年、22~24年)タイトルを獲得。2年連続でディフェンディング・チャンピオンとしてトップシードで臨んだ昨年は、決勝でジャスミン・パオリーニ(イタリア)に6-2 6-1で勝って3連覇を達成した。

 前年に優勝したマドリッドとローマ(ともにWTA1000/クレーコート)で結果を残せなかったシフィオンテクは昨年の全仏を最後に丸1年決勝に進出できておらず、世界ランクを5位まで落として今大会を迎えている。

 シフィオンテクは次のラウンドで、ジャクリーン・クリスティアン(ルーマニア)と予選から勝ち上がってきたサラ・ベイレク(チェコ)の勝者と対戦する。

 そのほかの試合では前年の準優勝者で第4シードのパオリーニ、パリ五輪金メダリストで第8シードのジェン・チンウェン(中国)、第13シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)、第16シードのアマンダ・アニシモワ(アメリカ)、ラッキールーザー(欠場者が出たため本戦出場権を得た予選敗退選手)のユリア・スタロドゥブツェワ(ウクライナ)、ベルナルダ・ペラ(アメリカ)、予選勝者のビクトリア・ムボコ(カナダ)が3回戦に駒を進めた。

 第18シードのドナ・ベキッチ(クロアチア)はペラに2-6 6-4 6-7(3-10)で競り負け、2回戦でシードダウンを喫した。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、Qは予選勝者、LLはラッキールーザー(欠場者が出たため本戦出場権を得た予選敗退選手)

大会4日目◎5月28日|主な試合結果

女子シングルス2回戦

○16アマンダ・アニシモワ(アメリカ)[16] 6-0 6-2 ●14ビクトリヤ・ゴルビッチ(スイス)

○27ビクトリア・ムボコ(カナダ)[Q] 6-4 6-4 ●26エバ・リス(ドイツ)

○32ジェン・チンウェン(中国)[8] 6-2 6-3 ●30エミリアーナ・アランゴ(コロンビア)

○33ジャスミン・パオリーニ(イタリア)[4] 6-3 6-3 ●35アイラ・トムヤノビッチ(オーストラリア)

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○38ユリア・スタロドゥブツェワ(ウクライナ)[LL] 7-6(4) 6-2 ●39アナスタシア・ポタポワ(ロシア)

○44ベルナルダ・ペラ(アメリカ)6-2 4-6 7-6(10-3) ●41ドナ・ベキッチ(クロアチア)[18]

○48エリナ・スビトリーナ(ウクライナ)[13] 7-6(4) 7-5 ●46アンナ・ボンダール(ハンガリー)

○64イガ・シフィオンテク(ポーランド)[5] 6-1 6-2 ●61エマ・ラドゥカヌ(イギリス)

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写真◎Getty Images

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