注目の3回戦はツアーの先輩ドレイパーが18歳フォンセカに快勝「今日は経験の差が勝敗を分けたと思う」 [フレンチ・オープン]

写真は3回戦を戦い終えたジャック・ドレイパー(イギリス/手前)とジョアン・フォンセカ(ブラジル)(Getty Images)


 シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月25日~6月8日/クレーコート)の男子シングルス3回戦で、第5シードのジャック・ドレイパー(イギリス)が18歳のジョアン・フォンセカ(ブラジル)を6-2 6-4 6-2で退けベスト16進出を決めた。

 40回あったファーストサーブからのポイントを3度しか落とさなかったドレイパーは第2セット第10ゲームで直面した2度のブレークポイントをいずれもセーブし、相手のサービスゲームを合計5度破って1時間46分で快勝した。

「いいプレーができた。ここのコンディションはかなり難しかった。第1セットがカギだったと思う。そのあとは彼(フォンセカ)を圧倒した」とドレイパーは試合を振り返った。

「今日の試合は経験の差が勝敗を分けたと思う。彼はまだ僕に比べるとグランドスラム大会で試合をこなしていないけど、テニス界のトップレベルで活躍する輝かしい未来が待っているはずだよ」

 ドレイパーは次のラウンドで、予選勝者のエンリケ・ホシャ(ポルトガル)を7-5 6-1 6-2で破って勝ち上がったアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)と対戦する。

 昨年12月に20歳以下のトップ8対決「Next Gen ATPファイナルズ」で第7代王者に輝いたフォンセカは2月のブエノスアイレスで早くもツアー初優勝を飾るなど一気に飛躍を遂げたためこの試合も注目度は高かったが、時折目覚ましいショットを決めたものの安定感のあるプレーができなかった。

「僕は成長中で、学んでいる最中だ。今日の敗戦を悔やんではいない」とフォンセカは前を向いた。

「彼(ドレイパー)は素晴らしい選手だ。確かに僕は最高のテニスができなかったけど、今は前に進む必要がある。次の週とグラスコートシーズンについて考えなければならない」

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写真◎Getty Images

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