アルカラスがお互いにリスペクトし合うシェルトンを倒して準々決勝へ「今日は自分の心と戦った」 [フレンチ・オープン]

写真は4回戦を戦い終えたカルロス・アルカラス(スペイン/手前)とベン・シェルトン(アメリカ)(Getty Images)


 シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月25日~6月8日/クレーコート)の男子シングルス4回戦で、第2シードのカルロス・アルカラス(スペイン)が第13シードのベン・シェルトン(アメリカ)を7-6(8) 6-3 4-6 6-4で振りきりベスト8に進出した。

 長いタイブレークを制して第1セットを先取したアルカラスは初のブレークに成功して第2セット取ったあと第3セットを落としたが、第4セットで3-1とリードを奪うと残りのサービスゲームをきっちりキープして3時間19分で勝利を決めた。

 前哨戦のローマで今季3勝目を挙げて今大会を迎えているアルカラスは、連勝を「10」に伸ばした。

「今日は自分自身、自分の心と戦った。とにかく自分を落ち着かせようとした。怒りを感じたり自分に腹を立てたりした瞬間もあった。そのようは考えに振り回されずに済んで本当によかった」とアルカラスは試合を振り返った。

「僕たちがお互いに凄くリスペクトし合っている。観客の皆さんも楽しんでくれたと思う。彼(シェルトン)は本当にパワフルな選手で、どんなショットでも打つことができる。彼と共有できた瞬間に感謝している」

 ディフェンディング・チャンピオンのアルカラスは次のラウンドで、第25シードのアレクセイ・ポプリン(オーストラリア)を6-3 6-3 6-3で破って勝ち上がった第12シードのトミー・ポール(アメリカ)と対戦する。

 ふたりは昨年8月のパリ五輪準々決勝(アルカラスが6-3 7-6(7)で勝利)を含め過去6戦し、アルカラスが4勝2敗とリードしている。

「彼(ポール)との試合は全部覚えているけど、本当にタフで厳しい相手だった」とアルカラスは次戦を見据えた。

「彼との試合は決して簡単ではなかったし、何度か負けてもいる。またもグランドスラム大会の準々決勝に進出している訳だから、現時点で彼のレベルは非常に高いということだ」

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写真◎Getty Images

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