トップ10対決の4回戦でルーネに初勝利のムゼッティが初の8強入り「思い描いていたプレーが実現した」 [フレンチ・オープン]

写真は初の8強入りを決めたロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)(Getty Images)


 シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月25日~6月8日/クレーコート)の男子シングルス4回戦で、第8シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)が第10シードのオルガ・ルーネ(デンマーク)を7-5 3-6 6-3 6-2で退け初のベスト8進出を決めた。

 今大会初のトップ10同士による対決で競り合いの末に第1セットを先取したムゼッティは2-3からサービスダウンを喫して第2セットを取り返されたが、続く2セットを連取して3時間18分で過去2敗していたルーネに対する初勝利をもぎ取った。

「信じられない。昨日はレベルを上げるためにこのようなプレーをすることを思い描いていたんだ。それが実現したよ。物凄く誇りに思う」とムゼッティは試合後のオンコートインタビューで語った。

「プレー中に少し頭の中を整理できるようになったと思う。文句を言うことを減らし、少し考えるようになった。今夜もそうしたよ。前回の試合では少し緊張し過ぎてしまった。それがあったから違ったメンタリティと姿勢で試合に臨むことができたんだ。この姿勢が僕を成長させてくれたと思う」

 ムゼッティは次のラウンドで、ダニエル・アルトマイヤー(ドイツ)を6-3 6-4 7-6(4)で破って勝ち上がった第15シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ)と対戦する。

 ふたりは過去5戦して3勝2敗でティアフォーが勝ち越しているが、クレーコートでプレーした2023年5月のローマ3回戦ではムゼッティが5-7 6-4 6-3で勝っている。

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写真◎Getty Images

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