世界361位ボワソンが3位ペグラに続き6位のアンドレエワをも打破、グランドスラム本戦デビューで準決勝へ快進撃 [フレンチ・オープン]

写真はルイ・ボワソン(フランス)(Getty Images)


 シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月25日~6月8日/クレーコート)の女子シングルス準々決勝で、世界ランク361位のルイ・ボワソン(フランス)が第6シードのミルラ・アンドレエワ(ロシア)を7-6(6) 6-3で倒す番狂わせを演じてベスト4進出を果たした。

 2度先行されながらもその都度追いついたボワソンはセットポイントを凌いだ末にもつれ込んだタイブレーク5-6から3ポイントを連取して第1セットを先取し、第2セット0-3から1ゲームも落とさず2時間8分で2試合連続の金星をもぎ取った。

 同大会に2年ぶり4度目の出場となる22歳のボワソンは、ワイルドカード(主催者推薦枠)を受け取り初のグランドスラム本戦入り。全仏以外未経験のボワソンがプレーした過去3回は、四大大会初挑戦だった2021年に予選で1勝しただけだった。

 昨年5月にサン マロ(WTA125/クレーコート)で優勝したボワソンは同年のロラン・ギャロスで本戦ワイルドカードを受け取っていたが、直前に参戦したパリ(WTA125/クレーコート)の1回戦で前十字靭帯断裂の大ケガを負ったためグランドスラム本戦デビューが1年遅れてしまっていた。

 両者は今回が初顔合わせ。今シーズンのアンドレエワはWTA1000大会のドバイとインディアンウェルズ(ともにハードコート)でタイトルを獲得するなどしてトップ10デビューを果たし、世界ランク自己最高6位で今大会を迎えていた。

 今大会でのボワソンは1回戦で第24シードのエリース・メルテンス(ベルギー)を6-4 4-6 6-3で、2回戦でアンヘリーナ・カリニーナ(ウクライナ)を6-1 6-2で、3回戦でワイルドカードのエルサ・ジャクモ(フランス)を6-3 0-6 7-5を3-6 6-4 6-2、4回戦では第3シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)を3-6 6-4 6-4で破って8強入りを決めていた。

 ボワソンは次のラウンドで、第2シードのココ・ガウフ(アメリカ)と対戦する。ガウフは準々決勝で、第7シードのマディソン・キーズ(アメリカ)を6-7(6) 6-4 6-1で下して勝ち上がった。

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写真◎Getty Images

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