シナーがブブリクにストレート勝利でセットを落とすことなく2年連続の準決勝進出 [フレンチ・オープン]

写真は準々決勝を戦い終えたヤニク・シナー(イタリア/右)とアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)(Getty Images)


 シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月25日~6月8日/クレーコート)の男子シングルス準々決勝で、第1シードのヤニク・シナー(イタリア)がアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)を6-1 7-5 6-0で退けベスト4に進出した。

 1ゲームしか取れずに第1セットを落としたブブリクは第2セットでは5-4までサービスキープを続けたが、シナーがそこから最後の9ゲームを連取して1時間49分で勝利を決めた。

 同大会に6年連続出場となる23歳のシナーは、昨年の大会で自己最高のベスト4をマーク。第2シードから勝ち進んだシナーは準決勝でカルロス・アルカラス(スペイン)との新世代ライバル対決に6-2 3-6 6-3 4-6 3-6で敗れたが、ATPランキング史上初のイタリア人ナンバーワンを確定させると一度も明け渡すことなく君臨し続けている。

 ドーピング違反で3ヵ月の出場停止処分を受けたシナーは前哨戦のローマ(ATP1000/クレーコート)で準優勝を飾り、復帰後2戦目に臨んでいる。

 両者はこれが5度目の対決だったが、ブブリクは4敗目を喫した。直近では2023年6月にハレ(ATP500/グラスコート)の準々決勝で顔を合わせ、内転筋を痛めたシナーが第2セット途中(ブブリクから7-5 2-0)で棄権したためブブリクが初勝利を挙げていた。

 今大会でのシナーは1回戦でアルトゥール・リンデルネック(フランス)を6-4 6-3 7-5で、2回戦でワイルドカード(主催者推薦枠)のリシャール・ガスケ(フランス)を6-3 6-0 6-4で、3回戦でイリ・ラフェチュカ(チェコ)を6-0 6-1 6-2で、4回戦では第17シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)を6-1 6-3 6-4で破って8強入りを決めていた。

 シナーは準決勝で、第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)と第6シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)の勝者と対戦する。

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写真◎Getty Images

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