シーズン3つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」（フランス・パリ／本戦5月25日～6月8日／クレーコート）の車いす男子シングルス準々決勝で、第1シードの小田凱人（東海理化）がダニエル・カベルサスチ（スペイン）を6-2 5-7 6-0で振りきりベスト4進出を決めた。試合時間は1時間42分。

　同大会に4年連続出場となる19歳の小田は、2023年と24年にシングルスのタイトルを獲得。ディフェンディング・チャンピオンとして第2シードで臨んだ昨年は、決勝でグスタボ・フェルナンデス（アルゼンチン）に7-5 6-3で勝って2連覇を達成した。

　昨年9月にパリ2024パラリンピック競技大会車いすテニス（フランス・パリ／クレーコート）の男子シングルスで金メダルに輝いた小田は、同会場での連勝を「15」に伸ばした。

　小田は次のラウンドで、ルーベン・スパールガレン（オランダ）を6-3 6-3で破って勝ち上がった第3シードのマルティン・デ ラ プエンテ（スペイン）と対戦する。

　ダブルスでは大会6連覇を目指す第1シードのアルフィー・ヒュウェット／ゴードン・リード（ともにイギリス）が三木拓也（トヨタ自動車）／ケーシー・ラツラフ（アメリカ）を6-2 6-3で下して決勝進出を決めたが、ステファン・ウッデ（フランス）／小田とカベルサスチ／フェルナンデスの試合は第2セット途中で雨により順延となった。

　車いすテニスは男女シングルス各16ドロー、男女ダブルス各8ドローで争われる。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[　]数字はシード順位

大会12日目｜6月5日◎車いすの部男子

車いす男子シングルス準々決勝◎試合結果

○1小田凱人（日本／東海理化）[1] 6-2 5-7 6-0 ●3ダニエル・カベルサスチ（スペイン）

○5マルティン・デ ラ プエンテ（スペイン）[3] 6-3 6-3 ●8ルーベン・スパールガレン（オランダ）

○12グスタボ・フェルナンデス（アルゼンチン）[4] 6-1 7-5 ●9ケーシー・ラツラフ（アメリカ）

○16アルフィー・ヒュウェット（イギリス）[2] 6-2 6-4 ●13ゴードン・リード（イギリス）

車いす男子ダブルス準決勝◎試合結果

○1アルフィー・ヒュウェット／ゴードン・リード（イギリス）[1] 6-2 6-3 ●4三木拓也／ケーシー・ラツラフ（トヨタ自動車／アメリカ）

6ステファン・ウッデ／小田凱人（フランス／東海理化）6-2 3-4(30-40) 順延 7ダニエル・カベルサスチ／グスタボ・フェルナンデス（スペイン／アルゼンチン）