ガウフがボワソンを退けフレンチ・オープン女子決勝はともに大会初優勝を目指すサバレンカとの世界トップ2対決に「今回はより大きな自信を持っている」

写真は3年ぶりの決勝進出で2023年USオープンに続く2度目のグランドスラム制覇に王手をかけたココ・ガウフ(アメリカ)(Getty Images)


 シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月25日~6月8日/クレーコート)の女子シングルス準決勝で第2シードのココ・ガウフ(アメリカ)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した世界361位のルイ・ボワソン(フランス)を6-1 6-2で退け、2023年USオープンに続く2度目のグランドスラム制覇に王手をかけた。

 スタートダッシュに成功して1ゲームしか落とさず第1セットを先取したガウフは第2セット3-1から一度だけサービスダウンを喫したが、続く3ゲームを連取して1時間9分で3年ぶりの決勝進出を決めた。

「いつも力強いスタートを切るよう心掛けているけど、今日はそれがとても重要だと思っていた。ルイは間違いなく素晴らしい選手で、特にクレーコートで行われるこの大会においてベストプレーヤーのひとりだということを証明したと思う」とガウフは試合後のオンコートインタビューで語った。

「今後も戦う機会がたくさんあるでしょうけど、できればここがいいわ。素晴らしい大会を送ったルイにおめでとうと言いたい。今日はたまたま私にとっていい日だった」

 2022年大会準優勝者のガウフはキャリア3度目のグランドスラム決勝で、4年連続5度目の優勝を目指していた第5シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)を7-6(1) 4-6 6-0で破って勝ち上がった第1シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)と対戦する。

 女子の世界トップ2がグランドスラム決勝で対決するのは、当時2位のカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)が同1位のシモナ・ハレプ(ルーマニア)に7-6(2) 3-6 6-4で勝った2018年オーストラリアン・オープン以来となる。

 ふたりは過去10戦して5勝5敗と星を分け合っており、今季は前哨戦のマドリッド決勝でプレーしてサバレンカが6-3 7-6(3)で勝っている。グランドスラム大会では1勝1敗だが、決勝の舞台(2023年USオープン)ではガウフが勝者(2-6 6-3 6-2)となっている。

「ここでプレーした最初の決勝は凄く緊張した。試合前から諦めかけていたくらいに…。今はこれ以前にグランドスラム決勝を経験して一度勝っているから、今回はより大きな自信を持っている」とガウフは決勝を見据えた。

「土曜日(の決勝)は全力を尽くし、できる限り落ち着きを保ってリラックスして臨むつもりよ」

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写真◎Getty Images

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