世界1位シナーがタイトル防衛に向けた挑戦をスタート、次戦はブブリクとの新旧チャンピオン対決「いい試合になるよう願っている」 [ATPハレ]

写真はヤニク・シナー(イタリア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「テラ・ウォルトマン・オープン」(ATP500/ドイツ・ノルトライン ヴェストファーレン州ハレ/6月16~22日/賞金総額252万2220ユーロ/グラスコート)の男子シングルス1回戦で、第1シードのヤニク・シナー(イタリア)がヤニック・ハンフマン(ドイツ)を7-5 6-3で退けタイトル防衛に向けた挑戦をスタートした。

 前年の大会で同サーフェスでの初優勝を飾ったシナーは6-5から初のブレークに成功して第1セットを先取し、第2セット3-2からもう一度相手のサービスゲームを破って1時間30分で試合を締めくくった。

「凄くうれしい。彼はサービスがよくて素晴らしいベースライナーだから、このサーフェスでブレークするのは非常に難しい。厳しい状況をメンタル的にうまく乗り越えることができてとても満足している」とシナーは試合を振り返った。

「グラスコートでの初戦は決して簡単じゃない。2試合目、3試合目もそうだ。次の試合を楽しみにしている」

 グラスコートシーズン初戦を勝利で飾ったシナーは次のラウンドで、前日にアレクサンドル・ミュレー(フランス)を6-4 6-4で破って勝ち上がった2023年大会チャンピオンのアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)と対戦する。

「彼(ブブリク)は才能に恵まれた素晴らしい選手だ。グラスコートを得意としているしね。ここハレで僕に勝っているし、タイトルを獲得している」とシナーは次戦を見据えた。

「メンタル的に落ち着きを保ち、自分に何ができるか試してみようと思う。いい試合になるよう願っている」

 この日プレーしたシナー以外のシード勢は第4シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)と第7シードのトマーシュ・マハーチュ(チェコ)が2回戦に駒を進めたが、第5シードのフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)と第6シードのユーゴ・アンベール(フランス)は敗れた。

 デニス・シャポバロフ(カナダ)が2021年大会覇者のアンベールに6-4 4-6 7-6(4)で競り勝ち、アレックス・ミケルセン(アメリカ)はセルンドロに2-6 7-5 6-4で逆転勝利をおさめてそれぞれシードダウンを演じた。

 そのほかの試合ではフラビオ・コボッリ(イタリア)、フェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)、ロレンツォ・ソネゴ(イタリア)、トマス マルティン・エチェベリ(アルゼンチン)が初戦を突破した。

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写真◎Getty Images

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