ガウフがフレンチ・オープン優勝後の初戦で敗れる番狂わせ、予選勝者ワン・シンユーがキャリア3度目の対トップ10勝利 [WTAベルリン]

写真はココ・ガウフ(アメリカ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「ベルリン・テニス・オープン」(WTA500/ドイツ・ベルリン/6月16~22日/賞金総額106万4510ドル/グラスコート)の女子シングルス2回戦で、第2シードのココ・ガウフ(アメリカ)が予選勝者のワン・シンユー(中国)に3-6 3-6で敗れる番狂わせが起きた。

 上位4シードは1回戦がBYEで免除されており、ガウフはこれが2度目のグランドスラム制覇を果たしたフレンチ・オープン決勝以来の試合だった。ガウフはダブルフォールト7本を含む25本のアンフォーストエラーを犯し、ウィナーは8本だけだった。

 3-3から2度連続でサービスダウンを喫して第1セットを落としたガウフは第2セットで3-1とリードしたが、ワンが最後の5ゲームを連取して1時間15分でキャリア3度目の対トップ10勝利を決めた。

 試合を通して16本のウィナーを決めたワンは昨シーズンにジェシカ・ペグラ(アメリカ)を2度破っており、そのうちの1勝をグラスコートのウインブルドン2回戦(6-4 6-7(7) 6-1でワンの勝利)で挙げていた。

「第1セットを取ったあとは少しこの瞬間を楽しもうと思った。フレンチ・オープン優勝者から1セットを取ったんだから。第2セットと第3セットがどうなったとしても、ほんの少しだけでもこの瞬間を楽しもうと思ったの」とワンは試合後に明かした。

「今日のプレーには本当に満足している。サービスがよかったし、特にセカンドサーブのリターンで大きなプレッシャーをかけることができていた。厳しい試合だったけど、苦しい場面でも粘り強く戦えてよかったわ」

 シードダウンを演じたワンは次のラウンドで、前日にエマ・ナバーロ(アメリカ)とのトップ10対決を7-6(2) 6-3で制して勝ち上がった第8シードのパウラ・バドーサ(スペイン)と対戦する。

 そのほかの試合では第1シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)、エレーナ・ルバキナ(カザフスタン)、アマンダ・アニシモワ(アメリカ)、マルケタ・ボンドルソバ(チェコ)が勝ち上がり、ベスト8が出揃った。

 サバレンカが第2セットから再開された試合で予選勝者のレベッカ・マサロバ(スイス)を6-2 7-6(6)で振りきり、ルバキナが予選勝者のカテリーナ・シニアコバ(チェコ)を6-4 7-6(5)で下し、アニシモワがマグダレナ・フレッヒ(ポーランド)を6-2 4-6 6-3で倒し、2023年ウインブルドン優勝者のボンドルソバはディアナ・シュナイダー(ロシア)を6-3 6-7(3) 6-3で退けた。

 準々決勝ではサバレンカがルバキナと、アニシモワが2021年大会チャンピオンのリュドミラ・サムソノワ(ロシア)と、ボンドルソバはラッキールーザー(欠場者が出たため本戦出場権を得た予選敗退選手)のオンス・ジャバー(チュニジア)と顔を合わせる。

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写真◎Getty Images

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