2試合で6時間近く戦ったサムソノワが新旧チャンピオン対決の2回戦でペグラに逆転勝利「今はアドレナリンが出ているから大丈夫だと思うけど…」 [WTAベルリン]

写真はリュドミラ・サムソノワ(ロシア)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「ベルリン・テニス・オープン」(WTA500/ドイツ・ベルリン/6月16~22日/賞金総額106万4510ドル/グラスコート)の女子シングルス2回戦で、リュドミラ・サムソノワ(ロシア)が1セットダウから巻き返して第3シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)に6-7(8) 7-5 7-6(5)で競り勝った。

 上位4シードは1回戦がBYEで免除されており、ディフェンディング・チャンピオンのペグラはこの試合が初戦だった。

 5-3からブレークバックを許したサムソノワは6-5からのレシーブゲームで15-40のチャンスを含む合計3つのセットポイントを凌がれた末に第1セットを落としたが、続く2セットを競り合いの末に制して3時間21分で2試合連続の逆転勝利をもぎ取った。

 第3セット2-4から追いついたペグラは5-4からのレシーブゲームでマッチポイントを2度握ったが、ピンチを凌いでタイブレークに持ち込んだサムソノワが最初のチャンスをものにして死闘に終止符を打った。

「アメージングだわ。今ここに立っていることが信じられない」とサムソノワは試合後のオンコートインタビューで語った。

 2試合で6時間近く戦ったサムソノワは体力面について聞かれ、「今はアドレナリンが出ているから大丈夫だと思う。でも時間が経てば大丈夫じゃないかもしれないわね」と笑いながら答えた。

 シードダウンを演じた2021年大会優勝者のサムソノワは次のラウンドで、アマンダ・アニシモワ(アメリカ)とマグダレナ・フレッヒ(ポーランド)の勝者と対戦する。

 そのほかの試合では第8シードのパウラ・バドーサ(スペイン)がエマ・ナバーロ(アメリカ)とのトップ10対決を7-6(2) 6-3で制し、ラッキールーザー(欠場者が出たため本戦出場権を得た予選敗退選手)のオンス・ジャバー(チュニジア)が第6シードのジャスミン・パオリーニ(イタリア)を6-1 6-3で倒す番狂わせを演じて8強入りを決めたが、第1シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)と予選から勝ち上がってきたレベッカ・マサロバ(スイス)の2回戦は第1セット終了後(サバレンカから6-2)にコートコンディションの問題もあり日没順延となった。

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写真◎Getty Images

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