フレッヒが1回戦で2戦全敗だったアンドレエワに逆転勝利、キャリア2度目のトップ10撃破 [WTAベルリン]

写真はマグダレナ・フレッヒ(ポーランド)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「ベルリン・テニス・オープン」(WTA500/ドイツ・ベルリン/6月16~22日/賞金総額106万4510ドル/グラスコート)の女子シングルス1回戦で、第6シードのミルラ・アンドレエワ(ロシア)がマグダレナ・フレッヒ(ポーランド)に6-2 5-7 0-6で逆転負けを喫した。

 第3ゲームでブレークしたあと5ゲームを連取されて第1セットを落としたフレッヒは5-3から5-5に追いつかれながらも第2セットを取り返し、最終的に最後の8ゲームを連取して2時間8分で2戦全敗だったアンドレエワからの初勝利をもぎ取った。

 昨年までトップ10プレーヤーに対して15連敗を喫していたフレッヒは、エマ・ナバーロ(アメリカ)に6-4 3-6 6-3で勝った昨年10月の武漢2回戦以来となるキャリア2度目の対トップ10勝利を挙げた。

「トップ10プレーヤーとの対戦は常に難しい。ミルラが相手なら尚更だわ。彼女は素晴らしいファイターで本当にいいプレーをしている。凄く厳しい試合になることは最初から覚悟していた」とフレッヒは試合後のオンコートインタビューで語った。

「自分のサービスゲームに集中し、より我慢強くプレーしようと心掛けた。第2セットからはもっとアグレッシブにプレーしようとした。5-5の0-30の場面で『もっとできる。何かできるはず。のびのびとプレーするだけよ』と自分に言い聞かせた。それがカギだったと思う」

 シードダウンを演じたフレッヒは次のラウンドで、アマンダ・アニシモワ(アメリカ)とワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したビアンカ・アンドレスク(カナダ)の勝者と対戦する。

 そのほかの試合では第8シードのパウラ・バドーサ(スペイン)、ナバーロ、ラッキールーザー(欠場者が出たため本戦出場権を得た予選敗退選手)のオンス・ジャバー(チュニジア)、予選勝者のカテリーナ・シニアコバ(チェコ)とレベッカ・マサロバ(スイス)が初戦を突破した。

 今大会にはイガ・シフィオンテク(ポーランド)を除くトップ10プレーヤー9人が参戦しいるため最新の世界ランクで9位に付けているナバーロがノーシードとなり、現在10位のバドーサと2回戦で対決することになった。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles