ドレイパーが2試合連続のフルセット勝利で初の準決勝進出、ウインブルドン第4シード以上が確定「積み重ねてきた努力の証」 [ATPロンドン]

写真はジャック・ドレイパー(イギリス)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「HSBC選手権」(ATP500/イギリス・ロンドン/6月16~22日/賞金総額252万2220ユーロ/グラスコート)の男子シングルス準々決勝で、第2シードのジャック・ドレイパー(イギリス)がブランドン・ナカシマ(アメリカ)を6-4 5-7 6-4で振りきり初のベスト4進出を決めた。

 第3ゲームでブレークしたリードを守って第1セットを先取したドレイパーは5-6から初のサービスダウンを喫して第2セットを取り返されたが、第3セット3-3からもう一度相手のサービスゲームを破って2時間22分で競り勝った。

 2021年の同大会でツアーレベルの初勝利を挙げていた23歳のドレイパーは、「この勝利は僕にとってかけがえのないものだ」と語った。

「ここで初めて準決勝に進出できたけど、子供の頃から願っていたから僕にとってこの勝利は何よりも大きな意味がある」

 この勝利でドレイパーはランキングの動向をリアルタイムで伝えるATPライブランキングで4位に浮上し、母国で開催されるグランドスラム大会ウインブルドンに第4シード以上で出場する権利を確保した。

「信じられないような気分だ。昨年のウインブルドンで僕は世界ランク14位だった。第4シードで出場できるというのは僕とチームで積み重ねてきた努力の証だ。だからこそ誇りに思う」

 ドレイパーは次のラウンドで、ジェイコブ・ファーンリー(イギリス)を7-5 6-2で破って勝ち上がったイリ・ラフェチュカ(チェコ)と対戦する。

 もうひとつの準決勝は、カルロス・アルカラス(スペイン)とロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)の顔合わせとなった。

 第1シードのアルカラスがラッキールーザー(欠場者が出たため本戦出場権を得た予選敗退選手)のアルトゥール・リンデルネック(フランス)を7-5 6-4で退け、37歳のバウティスタ アグートは第4シードのオルガ・ルーネ(デンマーク)を7-6(5) 6-7(4) 6-2で倒す番狂わせを演じた。

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写真◎Getty Images

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