全豪女王キーズが1回戦でルースに苦戦を強いられるも2時間41分で辛勝 [ウインブルドン]

写真はマディソン・キーズ(アメリカ)(Getty Images)


 シーズン3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月30日~7月13日/グラスコート)の女子シングルス1回戦で、第6シードのマディソン・キーズ(アメリカ)がエレナ ガブリエラ・ルース(ルーマニア)に6-7(4) 7-5 7-5で逆転勝利をおさめた。

 競り合いとなった第1セットをタイブレークの末に落としたキーズは第2セットと第3セットで5-4からブレークバックを許したが、いずれも続く2ゲームを連取して2時間41分で辛勝した。

 同大会に3年連続12回目(2012年の予選敗退を含む)の出場となる30歳のキーズは、2015年と23年のベスト8がこれまでの最高成績。第12シードで臨んだ昨年は、ジャスミン・パオリーニ(イタリア)に対する4回戦で左脚を痛めて途中棄権(パオリーニから6-3 6-7(6) 5-5)を強いられていた。

 1月のオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)でグランドスラム初制覇を果たしたキーズはフレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)でも8強入りし、今季のグランドスラム2大会で11勝1敗と好成績を残している。

 キーズは次のラウンドで、予選勝者のジャン・シューアイ(中国)を6-2 6-4で破って勝ち上がったオルガ・ダニロビッチ(セルビア)と対戦する。

 そのほかの試合では第12シードのディアナ・シュナイダー(ロシア)、第13シードのアマンダ・アニシモワ(アメリカ)、第21シードのベアトリス・アダッド マイア(ブラジル)、第29シードのレイラ・フェルナンデス(カナダ)、レナタ・サラスア(メキシコ)、マルケタ・ボンドルソバ(チェコ)、ラウラ・シグムンド(ドイツ)、予選勝者のアリャクサンドラ・サスノビッチ(ベラルーシ)が2回戦に駒を進めた。

 第32シードのマッカートニー・ケスラー(アメリカ)は2023年大会チャンピオンのボンドルソバに1-6 6-7(3)で敗れ、戦でシードダウンを喫した。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、WCはワイルドカード(主催者推薦枠)、Qは予選勝者

大会初日◎6月30日|主な試合結果

女子シングルス1回戦

○7マルケタ・ボンドルソバ(チェコ)6-1 7-6(3) ●8マッカートニー・ケスラー(アメリカ)[32]

○14アリャクサンドラ・サスノビッチ(ベラルーシ)[Q] 6-4 6-7(5) 7-6(10-8) ●13バルバラ・グラチェワ(フランス)

○25レイラ・フェルナンデス(カナダ)[29] 6-1 6-3 ●26ハンナ・クラグマン(イギリス)[WC]

○28ラウラ・シグムンド(ドイツ)6-4 6-2 ●27ペイトン・スターンズ(アメリカ)

○29オルガ・ダニロビッチ(セルビア)6-2 6-4 ●30ジャン・シューアイ(中国)[Q]

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○32マディソン・キーズ(アメリカ)[6] 6-7(4) 7-5 7-5 ●31エレナ ガブリエラ・ルース(ルーマニア)

○41ベアトリス・アダッド マイア(ブラジル)[21] 7-6(7) 6-4 ●42レベッカ・スランコバ(スロバキア)

○46レナタ・サラスア(メキシコ)6-0 6-3 ●45ヤニナ・ウイックマイヤー(ベルギー)

○48アマンダ・アニシモワ(アメリカ)[13] 6-0 6-0 ●47ユリア・プティンセバ(カザフスタン)

○49ディアナ・シュナイダー(ロシア)[12] 7-6(5) 6-3 ●50内島萌夏(日本/安藤証券)

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写真◎Getty Images

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