18歳アンドレエワがウインブルドンで初の準々決勝進出「スコアのことをすっかり忘れていた」
今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月30日~7月13日/グラスコート)の女子シングルス4回戦で、第7シードのミルラ・アンドレエワ(ロシア)が第10シードのエマ・ナバーロ(アメリカ)を6-2 6-3で退け初のベスト8進出を決めた。
グランドスラム参戦10大会目のアンドレエワが同ラウンドでプレーしたのは6度目だったが、3勝目(3敗)を挙げた。
相手のサービスゲームを2度破って第1セットを先取したアンドレエワは第2セットで2度サービスダウンを喫したが、一度もリードを許すことなく1時間15分で快勝した。
あまりに集中していたため勝利が決まったことに気付かなかった18歳のアンドレエワは次のポイントに備えていたが、観客の歓声とコーチのコンチタ・マルチネス(スペイン)が喜んでいるのを見て勝ったことに気付いて握手に向かって会場を笑わせた。
「実を言うと、自分はずっとブレークポイントに直面しているんだと自分に言い聞かせていたの。自分はスコアで優勢なのではなく劣勢なのだと思うようにしていた」とアンドレエワは試合後のオンコートインタビューで語った。
「最終的にスコアのことなどすっかり忘れていたわ。それができてよかったと思う。そうじゃなければマッチポイントで3倍くらい緊張していたんじゃないかしら」
この日はロイヤルボックスにウインブルドンで男子の最多優勝8回を誇るロジャー・フェデラー(スイス)とミルカ夫人の姿があり、それに気付いたアンドレエワはなるべくそちらを見ないように気をつけなければならなかった。
「正直に言って、あなた方(フェデラー夫妻)が私の試合を観にきて下さったことは私にとって大きな意味があります。お会いするのがずっと夢でした。だからおふたりを見たときは本当に緊張しました」とアンドレエワはコート上からフェデラー夫妻に向かって話した。
アンドレエワは次のラウンドで、第18シードのエカテリーナ・アレクサンドロワ(ロシア)を7-6(4) 6-4で破って勝ち上がったベリンダ・ベンチッチ(スイス)と対戦する。
写真◎Getty Images
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