シフィオンテクが2年前の4回戦で苦戦を強いられたベンチッチを圧倒して初の決勝進出 [ウインブルドン]

写真はイガ・シフィオンテク(ポーランド)(Getty Images)


 シーズン3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月30日~7月13日/グラスコート)の女子シングルス準決勝で、第8シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)がベリンダ・ベンチッチ(スイス)を6-2 6-0で退け大会初優勝に王手をかけた。

 相手のサービスゲームを2度破って第1セットを先取したシフィオンテクはダブルフォールトを2本犯した第2セット第1ゲームで直面した2つのブレークポイントをセーブし、最終的に第1セット4-2から最後の8ゲームを連取して1時間12分で快勝した。

 同大会に5年連続6度目の出場となる24歳のシフィオンテクは、2023年のベスト8がこれまでの最高成績だった。3年連続でトップシードとして臨んだ昨年は、3回戦でユリア・プティンセバ(カザフスタン)に6-3 1-6 2-6で逆転負けを喫していた。

 昨年に26勝2敗(パリ五輪を含む)と圧倒的な戦績を残したクレーコートシーズンで結果を残せなかったシフィオンテクは世界ランクを8位まで落としたが、ツアーを2週間離れたあとプレーした大会前週のバート ホンブルク(WTA500)でタイトルは獲れなかったもののグラスコートでは初となる1年以上ぶりの決勝進出を果たして4位まで戻して今大会を迎えている。

 この結果でシフィオンテクは、ベンチッチとの対戦成績を4勝1敗とした。ウインブルドンでは2023年大会の4回戦で顔を合わせ、2つのマッチポイントを凌いだシフィオンテクが6-7(4) 7-6(2) 6-3で勝っていた。

 今大会でのシフィオンテクは1回戦でポリーナ・クデルメトワ(ロシア)を7-5 6-1で、2回戦でキャティ・マクナリー(アメリカ)を5-7 6-2 6-1で、3回戦でダニエル・コリンズ(アメリカ)を6-2 6-3で、4回戦で第23シードのクララ・タウソン(デンマーク)を6-4 6-1で、準々決勝では第19シードのリュドミラ・サムソノワ(ロシア)を6-2 7-5で破って4強入りを決めていた。

 2018年にジュニアの部でチャンピオンに輝いた実績を持つシフィオンテクは最終ラウンドで、第13シードのアマンダ・アニシモワ(アメリカ)と対戦する。アニシモワは準決勝で、第1シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)を6-4 4-6 6-4で下して勝ち上がった。

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写真◎Getty Images

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