2023年大会準優勝者サカーリが2回戦で第2シードのナバーロを倒す番狂わせ [WTAワシントンDC]

写真はマリア・サカーリ(ギリシャ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「ムバダラ・シティDCオープン」(WTA500/アメリカ・ワシントンDC/7月21~27日/賞金総額128万2951ドル/ハードコート)の女子シングルス2回戦で、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦した2023年大会準優勝者のマリア・サカーリ(ギリシャ)が第2シードのエマ・ナバーロ(アメリカ)を7-5 7-6(1)で倒す番狂わせを演じた。

 上位4シードは1回戦がBYEで免除されており、ナバーロはこの試合が初戦だった。サカーリはブレークポイントを3度凌いだ末に6-5からのレシーブゲームで迎えた2度目のチャンスをものにして第1セットを先取し、すべてサービスキープで進んだ第2セットのタイブレークで迎えた最初のマッチポイントをものにして1時間59分で競り勝った。

 ふたりはこれが4度目の対決だったが、世界ランク61位だった2023年9月に勝っていたナバーロが翌年以降3連敗を喫した。

 シードダウンを演じたサカーリは次のラウンドで、2021年USオープン優勝者のエマ・ラドゥカヌ(イギリス)とワイルドカードを受け取った2018年&20年USオープン女王で元世界ナンバーワンの大坂なおみ(フリー)の勝者と対戦する。

 そのほかの試合では第3シードのエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)、第4シードのクララ・タウソン(デンマーク)、アンナ・カリンスカヤ(ロシア)が8強入りを決めた。

 ルバキナがワイルドカードで出場したビクトリア・エムボコ(カナダ)を6-3 7-5で振りきり、タウソンが予選勝者のキャロライン・ドラハイド(アメリカ)に3-6 7-5 6-4で逆転勝利をおさめ、カリンスカヤは第8シードのマグダ・リネッテ(ポーランド)を6-4 6-0で退けた。

 準々決勝ではルバキナが第5シードのマグダレナ・フレッヒ(ポーランド)とワイルドカードを得て参戦した45歳のビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)の勝者と、タウソンはカリンスカヤと顔を合わせる。

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写真◎Getty Images

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