背中の疲労骨折から復帰した元世界2位バドーサが2022年1月以来のツアー4勝目、ブーズコバは6度目の準優勝 [WTAワシントンDC]

写真は2022年1月以来のツアー4勝目を挙げたパウラ・バドーサ(スペイン)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「ムバダラ・シティDCオープン」(WTA500/アメリカ・ワシントンDC/7月29日~8月4日/賞金総額92万2573ドル/ハードコート)の女子シングルス決勝で、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦した元世界ランク2位のパウラ・バドーサ(スペイン)がマリー・ブーズコバ(チェコ)を6-1 4-6 6-4で倒して優勝を飾った。

 26歳のバドーサがWTAツアーでタイトルを獲得したのは、2022年1月のシドニー(WTA500/ハードコート)以来でキャリア4度目となる。ツアー決勝での戦績は、4勝0敗となった。

 一度もサービスゲームをキープできずに第1セットを落としたブーズコバは第2セット1-1で雨による中断から再開したあとリズムを掴むと5-4から初のブレークに成功してセットオールに追いついたが、第3セット2-2から相手のサービスゲームを破ったバドーサが最後までリードを守りきって2時間24分で歓喜の瞬間を迎えた。

 この結果でバドーサは、ブーズコバとの対戦成績を3勝0敗とした。ツアーレベルでは2022年3月にマイアミ(WTA1000/ハードコート)の2回戦で顔を合わせ、バドーサが7-5 7-5で勝っていた。

 今大会でのバドーサは1回戦でソフィア・ケニン(アメリカ)を6-1 7-6(6)で退け、2回戦は第3シードのリュドミラ・サムソノワ(ロシア)が第1セット終了後に体調不良で棄権したため勝ち上がり、準々決勝でワイルドカードのエマ・ラドゥカヌ(イギリス)を4-6 7-5 6-4で、準決勝ではキャロライン・ドラハイド(アメリカ)を6-3 6-3で破って決勝進出を決めていた。

 背中の疲労骨折に苦しみ昨年のウインブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)後に戦線離脱を余儀なくされたバドーサは1月に復帰したあと最初の4ヵ月では一度しか連勝することができず100位以下に落ちた時期もあったが、5月以降の戦績を15勝4敗としてトップ50復帰を確定させた。

 2022年7月のプラハ(WTA250/ハードコート)以来の2勝目を目指していた26歳のブーズコバはこれが7度目のツアー決勝だったが、6敗目を喫した。

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写真◎Getty Images

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