メドベージェフに逆転勝利のムーテがラッキールーザーから準決勝に快進撃「これが偉業だとは思いたくない」 [ATPワシントンDC]

写真はコランタン・ムーテ(フランス)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ムバダラ・シティDCオープン」(ATP500/アメリカ・ワシントンDC/7月21~27日/賞金総額239万6115ドル/ハードコート)の男子シングルス準々決勝で、コランタン・ムーテ(フランス)が第8シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)に1-6 6-4 6-4で逆転勝利をおさめた。

 今大会に予選の第1シードで臨んだムーテは最終ラウンドでウー・イービン(中国)に6-4 4-6 4-6で敗れたが、第3シードで出場予定だったオルガ・ルーネ(デンマーク)が腰のケガを理由に欠場したためラッキールーザーで本戦入りが決まっていた。

 1ゲームしかキープできずに第1セットを落としたムーテは5-3からサービスダウンを喫した直後に2度目のブレークに成功して第2セットを取り返し、第3セット5-4からのレシーブゲームで迎えた3度目のマッチポイントをものにして2時間25分でATP500大会では初となる4強入りを決めた。

 最終ゲームの前に雷のため試合は1時間ほど中断したが、再開後のゲームでメドベージェフが3本のダブルフォールトを犯すなどしてチャンスを与えてしまった。

「これは僕たちが正しいことをしている証拠だ。自分の強みを活かせるようにしっかりとした体を作ることが目標だった。ここ数年はそれができていなかったんだ。それができればランキングを上げられると確信していた」とムーテは試合後に語った。

「僕はこれが偉業だとは思いたくない。自分自身がこのような選手たちの一員になりたいと思っているからね」

 ムーテは次のラウンドで、第14シードのブランドン・ナカシマ(アメリカ)を6-4 6-4で破って勝ち上がった第7シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)と対戦する。

 もうひとつの準決勝は、ベン・シェルトン(アメリカ)とアレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)の顔合わせとなった。第4シードのシェルトンが第6シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ)との地元勢対決を7-6(2) 6-4で制し、第12シードのダビドビッチ フォキナは第1シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)に7-6(3) 3-6 7-5で競り勝った。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles