デミノーが3つのマッチポイントを凌いだ末にダビドビッチ フォキナを倒して今季初優勝「このコートには何かがある」 [ATPワシントンDC]

写真は今季初優勝を飾ったアレックス・デミノー(オーストラリア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ムバダラ・シティDCオープン」(ATP500/アメリカ・ワシントンDC/7月21~27日/賞金総額239万6115ドル/ハードコート)の男子シングルス決勝で、第7シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)が第12シードのアレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)に5-7 6-1 7-6(3)で逆転勝利をおさめて今季初優勝を飾った。

 26歳のデミノーがATPツアーの同種目でタイトルを獲得したのは、昨年6月のスヘルトーヘンボス以来でキャリア10度目(準優勝9回)となる。

 競り合いの末に第1セットを落としたデミノーは1ゲームしか落とさず第2セットを取り返し、第3セット3-5からブレークバックした末にもつれ込んだタイブレークで迎えた最初のチャンピオンシップポイントをものにして3時間3分で競り勝った。

 ダビドビッチ フォキナは第3セット5-4からのレシーブゲームで勝利を決めるチャンスが3度あったがすべて凌がれ、ツアー決勝で4連敗を喫した。

「このコートには何かがある。2018年にアンドレイ・ルブレフ(ロシア)に対する準決勝で(マッチポイントを4つ凌いだ末に)勝ったけど、あれで自分にはできると確信したんだ」とデミノーは試合後に語った。

「自分を信じてどんなことがあっても全力を尽くすと自分に言い聞かせていた。負けたとしても自分の流儀でやり通そうと思ったんだ」

 先に行われたダブルス決勝では、第1シードのシモーネ・ボレッリ/アンドレア・ババッソーリ(ともにイタリア)が第3シードのユーゴ・ニス(モナコ)/エドゥアール・ロジェ バセラン(フランス)を6-3 6-4で下して今季4勝目を挙げた。

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写真◎Getty Images

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