シーズン最後のグランドスラム大会「USオープン」（アメリカ・ニューヨーク／本戦8月24日～9月7日／ハードコート）の男子シングルス1回戦で、第7シードのノバク・ジョコビッチ（セルビア）が予選勝者のザカリー・スバイダ（アメリカ）を6-7(5) 6-3 6-3 6-1で退けベスト32に進出した。

　タイブレークの末に第1セットを落としたジョコビッチは3-2から初のブレークに成功して第2セットを取り返し、第3セット1-3から8ゲームを連取して主導権を握ると2時間31分で勝利を決めた。

　同大会に3年連続19回目の出場となる38歳のジョコビッチは、これまでに4度（2011年、15年、18年、23年）タイトルを獲得。パリ五輪で『生涯ゴールデンスラム（四大大会全制覇＋オリンピックの金メダル）』を達成したあとディフェンディング・チャンピオンとして第2シードで臨んだ昨年は、3回戦でアレクセイ・ポプリン（オーストラリア）に4-6 4-6 6-2 4-6で敗れていた。

　マーガレット・コート（オーストラリア）に並ぶシングルス最多記録となる24回の四大大会制覇を果たしているジョコビッチだが、2年前の同大会を最後に優勝から遠ざかっている。

　ジョコビッチは次のラウンドで、フランシスコ・コメサーニャ（アルゼンチン）を7-6(5) 6-3 6-7(0) 7-6(4)で破って勝ち上がったキャメロン・ノリー（イギリス）と対戦する。

　そのほかの試合では前年の準優勝者で第4シードのテイラー・フリッツ（アメリカ）、第20シードのイリ・ラフェチュカ（チェコ）、第21シードのトマーシュ・マハーチュ（チェコ）、バンジャマン・ボンジ（フランス）、ラファエル・コリニョン（ベルギー）、予選勝者のジェローム・キム（スイス）が3回戦に駒を進めた。

　コリニョンが第12シードのキャスパー・ルード（ノルウェー）を6-4 3-6 3-6 6-4 7-5で倒し、キムは第30シードのブランドン・ナカシマ（アメリカ）に4-6 7-6(2) 7-5 3-6 7-6(10-8)で競り勝ちそれぞれシードダウンを演じた。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[　]数字はシード順位、Qは予選勝者

大会4日目◎8月27日｜主な試合結果

男子シングルス2回戦

○65ノバク・ジョコビッチ（セルビア）[7] 6-7(5) 6-3 6-3 6-1 ●67ザカリー・スバイダ（アメリカ）[Q]

○69キャメロン・ノリー（イギリス）7-6(5) 6-3 6-7(0) 7-6(4) ●71フランシスコ・コメサーニャ（アルゼンチン）

○88トマーシュ・マハーチュ（チェコ）[21] 7-6(4) 6-2 6-3 ●85ジョアン・フォンセカ（ブラジル）

○91ジェローム・キム（スイス）[Q] 4-6 7-6(2) 7-5 3-6 7-6(10-8) ●89ブランドン・ナカシマ（アメリカ）[30]

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○96テイラー・フリッツ（アメリカ）[4] 4-6 7-6(3) 6-2 6-4 ●94ロイド・ハリス（南アフリカ）[Q]

○105イリ・ラフェチュカ（チェコ）[20] 3-6 6-0 6-2 6-4 ●108トマス マルティン・エチェベリ（アルゼンチン）

○110ラファエル・コリニョン（ベルギー）6-4 3-6 3-6 6-4 7-5 ●112キャスパー・ルード（ノルウェー）[12]

○114バンジャマン・ボンジ（フランス）2-6 4-6 7-5 6-3 6-4 ●116マルコス・ギロン（アメリカ）