シーズン最後のグランドスラム大会「USオープン」（アメリカ・ニューヨーク／本戦8月24日～9月7日／ハードコート）の女子シングルス3回戦で、第4シードのジェシカ・ペグラ（アメリカ）が元世界ナンバーワンのビクトリア・アザレンカ（ベラルーシ）を6-1 7-5で退けベスト16に進出した。試合時間は1時間38分。

　同大会に10年連続12回目（2011～12年と17～18年の予選敗退を含む）の出場となる31歳のペグラは、昨年の大会でグランドスラム自己最高の準優勝をマーク。第6シードで臨んだペグラは過去6戦全敗だった四大大会準々決勝の壁を初めて突破し、アーニャ・サバレンカ（ベラルーシ）に対する決勝（5-7 5-7で敗退）まで勝ち進んだ。

　先月のウインブルドン（イギリス・ロンドン／グラスコート）で初戦敗退を喫したペグラはハードコートの前哨戦3大会でプレーしたが、2勝しか挙げることができずに本番を迎えている。

　ペグラは次のラウンドで、アン・リー（アメリカ）と予選から勝ち上がってきたプリシラ・ホン（オーストラリア）の勝者と対戦する。

　そのほかの試合では第9シードのエレーナ・ルバキナ（カザフスタン）が2021年大会チャンピオンのエマ・ラドゥカヌ（イギリス）を6-1 6-2で下し、2023年ウインブルドン優勝者のマルケタ・ボンドルソバ（チェコ）が第7シードのジャスミン・パオリーニ（イタリア）を7-6(4) 6-1で倒し、クリスティーナ・ブクサ（スペイン）は第19シードのエリース・メルテンス（ベルギー）に3-6 7-5 6-3で逆転勝利をおさめてそれぞれ16強入りを決めた。

　4回戦ではルバキナがボンドルソバと、ブクサはディフェンディング・チャンピオンで第1シードのサバレンカと第31シードのレイラ・フェルナンデス（カナダ）の勝者と顔を合わせる。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[　]数字はシード順位

大会6日目◎8月29日｜主な試合結果

女子シングルス3回戦

○13クリスティーナ・ブクサ（スペイン）3-6 7-5 6-3 ●9エリース・メルテンス（ベルギー）[19]

○17エレーナ・ルバキナ（カザフスタン）[9] 6-1 6-2 ●21エマ・ラドゥカヌ（イギリス）

○28マルケタ・ボンドルソバ（チェコ）7-6(4) 6-1 ●32ジャスミン・パオリーニ（イタリア）[7]

○33ジェシカ・ペグラ（アメリカ）[4] 6-1 7-5 ●37ビクトリア・アザレンカ（ベラルーシ）