左肩故障のジョコビッチ「もはやショットが打てないと感じた」 [USオープン]

 ジョコビッチは、2回戦を戦っているときに繰り返しトレーナーを呼び、左肩の問題を訴え始めた。ワウリンカに対する試合では見ごたえのあるラリーは多々あったものの、決して通常の活力や、その恐るべきサービスリターンの幅を見せることができず。すべてのショットで活力が不足しており、最初の2セットでは30本のアンフォーストエラーをおかし、ウィナーは12本にとどまった。

「確かに、彼が問題を抱えていることを仄めかすいくつかのサインは見てとれたよ」とワウリンカは振り返った。

 ジョコビッチは第2セットで3-0、それから4-1とリードしたが、それが彼にできたすべてだった。すぐに彼は長いラリーを避けるためにショートカットでポイントを取ろうとし始め、何もかもが機能しなかった。

 そのセットが終わったとき、ジョコビッチはマッサージを受けるためにトレーナーを呼んだが、そのあとすぐに彼のタイトル防衛の試みは終わってしまった。

「わかるときにはわかるものなんだ」とジョコビッチは言った。

「もはやショットを打つことはできない、と感じるときには」

(APライター◎ハワード・フェンドリック/構成◎テニスマガジン)

※写真はノバク・ジョコビッチ(セルビア)(撮影◎毛受亮介 / RYOSUKE MENJU)

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