コスチュクにフルセット勝利のムチョバが4試合で10時間以上戦った末に大坂なおみに対する準々決勝へ [USオープン]

写真はカロリーナ・ムチョバ(チェコ)(Getty Images)


 シーズン最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月24日~9月7日/ハードコート)の女子シングルス4回戦で、第11シードのカロリーナ・ムチョバ(チェコ)が第27シードのマルタ・コスチュク(ウクライナ)を6-3 6-7(0) 6-3で振りきりベスト8に進出した。試合時間は2時間53分。

 同大会に8年連続9度目(2016年の予選敗退を含む)の出場となる29歳のムチョバは、2023年と24年に準決勝まで勝ち進んだのがこれまでの最高成績。手首の手術を受けるなど離脱期間が長かった昨年はノーシードから5試合を勝ち抜き、準決勝でジェシカ・ペグラ(アメリカ)に4-6 5-7で敗れていた。

 両者は今回が初顔合わせ。長く左手首のケガに苦しんでいるムチョバは1月のオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)で2回戦に進出したが、5月のフレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)と7月のウインブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)では初戦敗退に終わっていた。

 今大会でのムチョバは1回戦でワイルドカード(主催者推薦枠)を受け取り2年ぶりに出場した45歳のビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)を6-3 2-6 6-1で、2回戦でソラナ・シルステア(ルーマニア)を7-6(0) 6-7(3) 6-4で、3回戦では自国の後輩である第21シードのリンダ・ノスコバ(チェコ)で破って16強入りを決めていた。

 4試合で10時間以上戦ったムチョバは次のラウンドで、第23シードの大坂なおみ(フリー)と対戦する。元世界ナンバーワンで2018年&20年大会チャンピオンの大坂は4回戦で、2023年大会優勝者で第3シードのココ・ガウフ(アメリカ)を6-3 6-2で下して勝ち上がった。

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写真◎Getty Images

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