アルカラスが準決勝進出で世界1位復帰へ前進「あまり考えないようにしている」 [USオープン]

写真は5試合連続のストレート勝利で4強入りを決めたカルロス・アルカラス(スペイン)(Getty Images)


 シーズン最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月24日~9月7日/ハードコート)の男子シングルス準々決勝で第2シードのカルロス・アルカラス(スペイン)が第20シードのイリ・ラフェチュカ(チェコ)を6-4 6-2 6-4で退け、全試合ストレート勝利でベスト4進出を決めた。

 安定したサービスゲームを展開したアルカラスは一度もピンチに直面することなくすべてキープし、オープニングゲームを皮切りに合計4度ブレークに成功して1時間56分で快勝した。

 決勝でライバルのヤニク・シナー(イタリア)に敗れた(6-4 4-6 4-6 4-6)7月のウインブルドンのあと前哨戦のシンシナティで今季6勝目を挙げたアルカラスは、連勝を「11」に伸ばした。

 この結果でアルカラスは、ラフェチュカとの対戦成績を3勝1敗とした。今季のハードコートでは2月にATP500のドーハ準々決勝で顔を合わせ、ラフェチュカが6-3 3-6 6-4で勝っていた。

 昨年の大会で2回戦敗退に終わったアルカラスが大幅にポイントを加算できるのに対して優勝したシナーはディフェンドしなければならないポイントが多く、今大会の結果次第で世界ナンバーワンが交代する可能性がある。

 試合後のオンコートインタビューで世界ランク1位返り咲きについて聞かれたアルカラスは、「考えないようにするのは難しいけど、世界1位の座について考え過ぎるとプレッシャーがかかってしまう。だからそういうことはしたくない」と答えた。

「とにかくコートに出て自分のやるべきことをやり、目標を追い求めて可能な限り楽しもうと思っている。世界1位の確かにそこにあるけど、あまり考えないようにしているよ」

 6度目のグランドスラム制覇を目指すアルカラスは準決勝で、第4シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)を6-3 7-5 3-6 6-4で破って勝ち上がった第7シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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