ジョコビッチが8歳の誕生日を迎えた娘に勝利のプレゼント「最後のゲームは緊張した」 [USオープン]

写真は試合後に8歳の誕生日を迎えた娘に教えてもらったダンスを披露するノバク・ジョコビッチ(セルビア)(Getty Images)


 シーズン最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月24日~9月7日/ハードコート)の男子シングルス準々決勝で第7シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第4シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)を6-3 7-5 3-6 6-4で倒し、今季の四大大会すべてでベスト4進出を果たした。

 第2セット5-4からブレークバックを許したあと2ゲームを連取して2セットアップとしたジョコビッチは1-3から2度目のサービスダウンを喫して第3セットを落としたが、第4セット5-4からのレシーブゲームで迎えた3度目のマッチポイントを相手のダブルフォールトでものにして3時間24分で勝利を決めた。

 フリッツは試合を通して13回のブレークポイントを握ったが、2つしかものにすることができなかった。

 マーガレット・コート(オーストラリア)に並ぶ四大大会シングルス最多記録となる24回の優勝を誇る38歳のジョコビッチだが、2年前の同大会を最後にタイトルから遠ざかっている。

 この結果でジョコビッチは、フリッツとの対戦成績を11勝0敗とした。全米では2023年にも準々決勝で顔を合わせ、ジョコビッチが6-1 6-4 6-4で勝っていた。

「非常に競った試合だった。本当にどちらが勝ってもおかしくなかった。第2セットで重要なブレークポイントをセーブできたのは幸運だった。第2セット第3セットの大半は彼のほうが優れていたと思う。こういう試合ではほんの数ポイントで勝者が決まるんだ」とジョコビッチは試合後のオンコートインタビューで語った。

「最後のゲームは緊張したよ。ダブルフォールトで終わったのはテイラーにとって辛かっただろうし、彼には相応しくない結末だった。でも素晴らしい戦いだったし、いい大会だったと思う」

 この日は娘のタラちゃんが8歳の誕生日を迎えたため、ジョコビッチは試合後に娘に教えてもらったというダンスを披露した。

「誕生日はあと20分くらいだったから、いい勝利をプレゼントすることができた。明日の朝に娘が起きたら笑顔になってくれるよう願っている」

 2年ぶり5度目の全米制覇を目指すジョコビッチは次のラウンドで、第20シードのイリ・ラフェチュカ(チェコ)を6-4 6-2 6-4で破って勝ち上がった第2シードのカルロス・アルカラス(スペイン)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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