タイトル防衛を目指すシナーがイタリア人トップ10対決の準々決勝でムゼッティにストレート勝利 [USオープン]

写真は準々決勝を戦い終えたヤニク・シナー(イタリア/左)とロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)(Getty Images)


 シーズン最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月24日~9月7日/ハードコート)の男子シングルス準々決勝で、第1シードのヤニク・シナー(イタリア)が第10シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)との同胞対決を6-1 6-4 6-2で制してベスト4に進出した。

 ファーストサーブからのポイントを91%の高確率で取ったシナーは直面した7度のブレークポイント(第3セットだけで6回)をすべてセーブし、相手のサービスゲームを合計5度破って2時間で快勝した。

 7月のウインブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)で初の栄冠に輝いたシナーは、四大大会での連勝を「12」に伸ばした。

 同大会に7年連続出場となる24歳のシナーは、昨年の大会でタイトルを獲得。第1シードから勝ち上がったシナーは決勝でテイラー・フリッツ(アメリカ)を6-3 6-4 7-5で倒し、同年のオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)に続く2度目のグランドスラム制覇を果たした。

 この結果でシナーは、ムゼッティとの対戦成績(ツアーレベル)を3勝0敗とした。直近では2023年4月にモンテカルロ(ATP1000/クレーコート)の準々決勝で顔を合わせ、シナーが6-2 6-2で勝っていた。

 今大会でのシナーは1回戦でヴィート・コプシバ(チェコ)を6-1 6-1 6-2で、2回戦でアレクセイ・ポプリン(オーストラリア)を6-3 6-2 6-2で、3回戦で第27シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)を5-7 6-4 6-3 6-3で、4回戦では第23シードのアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)を6-1 6-1 6-1で破って8強入りを決めていた。

 ディフェンディング・チャンピオンのシナーは次のラウンドで、第25シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)と対戦する。オジェ アリアシムは準々決勝で、第8シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)を4-6 7-6(7) 7-5 7-6(4)で下して勝ち上がった。

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写真◎Getty Images

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