ジョコビッチを倒すサプライズを起こしたバシュロがマスターズ史上もっとも低いランキングで決勝進出「純粋に至福の時間だった」 [ロレックス上海マスターズ]

写真はヴァランタン・バシュロ(モナコ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ロレックス上海マスターズ」(ATP1000/中国・上海/10月1~12日/賞金総額919万3540ドル/ハードコート)の男子シングルス準決勝で、予選から勝ち上がってきたヴァランタン・バシュロ(モナコ)が第4シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)を6-3 6-4で倒す番狂わせを演じた。

 オープニングゲームでブレークされた直後に追いついたバシュロは3-3から3ゲームを連取して第1セットを先取し、第2セット4-4から3度目のブレークに成功して1時間42分でキャリア最大の勝利をもぎ取った。

 世界ランク204位での決勝進出は、ATPマスターズ1000大会史上もっとも低いランキングでの快挙となる。

「何が起きたのかはっきり理解できていないから何も言うことができない。本当に信じられない。彼と同じコートに立つだけでも信じられないような経験だったのに…」とバシュロは試合後のオンコートインタビューで語った。

「1時間40分は純粋に至福の時間だった。ほとんどの人が僕の勝利を望んではいなかったとは思うけどね」

 今大会までツアーレベルで1勝しかしたことがなかった26歳のバシュロは決勝で、第16シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)を4-6 6-2 6-4で破って勝ち上がったアルトゥール・リンデルネック(フランス)と対戦する。

 ふたりはいとこ同士で、テキサスA&M大学の先輩後輩という関係でもある。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles