エムペシ ペリカールがムゼッティから初勝利で4強入り「何か違うことを試す必要があると思っていた」 [ヨーロピアン・オープン]

写真はロレックス上海マスターズでのジョバンニ・エムペシ ペリカール(フランス)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「BNPパリバFORTISヨーロピアン・オープン」(ATP250/ベルギー・ブリュッセル/10月13~19日/賞金総額70万6850ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス準々決勝で、第5シードのジョバンニ・エムペシ ペリカール(フランス)が第1シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)を6-4 7-6(8)で倒してベスト4進出を決めた。

 試合を通して12本のサービスエースを叩き込んだエムペシ ペリカールはオープニングゲームをブレークしたリードを守って第1セットを先取し、すべてサービスキープで進んだ第2セットのタイブレークで迎えた3度目のマッチポイントをものにして1時間23分でキャリア2度目の対トップ10勝利をもぎ取った。

 ふたりはこれが5度目の対決だったが、ムゼッティは初黒星を喫した。今季は9月のUSオープン1回戦(6-7(3) 6-3 6-4 6-4)と3週間前の北京1回戦(7-6(3) 6-7(4) 6-4)でプレーし、いずれもムゼッティが勝っていた。

「とても誇りに思う。彼との対戦成績はあまりよくなかったから何か違うことを試す必要があると思っていたけど、それがうまくいったよ」とエムペシ ペリカールは試合後のオンコートインタビューで語った。

「接戦で勝つことができた。マッチポイントが2つあったのに、セットポイントをセーブしなければならなかった。自分でも本当によくやったと思う」

 エムペシ ペリカールは次のラウンドで、バンジャマン・ボンジ(フランス)が7-6(8) 1-6 1-4とリードされた時点で左脚のケガを理由に棄権したため勝ち上がった第3シードのイリ・ラフェチュカ(チェコ)と対戦する。

 もうひとつの準決勝は、フェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)とラファエル・コリニョン(ベルギー)の顔合わせとなった。

 第2シードのオジェ アリアシムが予選勝者のエリオット・スピジーリ(アメリカ)を6-2 7-6(6)で振りきり、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したコリニョンは第4シードのアレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)を7-6(5) 6-1で退けた。

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写真◎Getty Images

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