ムゼッティに前年の借りを返した2021年大会優勝者ズベレフがシナーに対する決勝へ「素晴らしい挑戦になるだろう」 [ATPウィーン]

写真はアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「エルステバンク・オープン」(ATP500/オーストリア・ウィーン/10月20~26日/賞金総額273万6875ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス準決勝で、第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が第4シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)を6-4 7-5で倒して今季2勝目に王手をかけた。

 安定したサービスゲームを展開したズベレフは一度もピンチに直面することなくすべてキープし、各セットで一度ずつブレークに成功して1時間32分で勝利を決めた。

 ムゼッティは昨年の同大会準々決勝でズベレフに2-6 7-6(5) 6-4で勝っていたが、3連敗中だったズベレフが初対決以来の2勝目を挙げた。

 肩に問題を抱えた状態で今大会に臨んだズベレフは予選勝者のジェイコブ・ファーンリー(イギリス)に対する1回戦で苦戦(6-4 1-6 7-6(5))を強いられたが、それ以降の2試合(準々決勝は不戦勝)では一度もサービスゲームを落とさず決勝に勝ち進んだ。

「自分の身体と自分自身に少し自信が持てるようになった。今日はいい試合ができたと思う。勝ててよかったし、ヤニクと対戦できることもうれしいよ」とズベレフは試合後に語った。

 2021年大会チャンピオンのズベレフは今季4度目の決勝で、第3シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)を6-3 6-4で破って勝ち上がった第1シードのヤニク・シナー(イタリア)と対戦する。

 ふたりは過去7戦してズベレフが4勝3敗と勝ち越しているが、シナーがグランドスラム大会で優勝した2024年以降は2連敗中となっている。

「素晴らしい挑戦になるだろう。世界トップ2のひとりと対戦できるから、実際に自分のレベルがどのあたりなのか知ることができるのを楽しみにしている」とズベレフは次戦を見据えた。

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写真◎Getty Images

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