注目された若手対決の2回戦はエムボコがイアラに逆転勝利「信じられないような気分」 [香港オープン]

写真は2回戦を戦い終えたビクトリア・エムボコ(カナダ/左)とアレクサンドラ・イアラ(フィリピン)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「プルデンシャル香港テニスオープン」(WTA250/中国・香港/10月27日~11月2日/賞金総額27万5094ドル/ハードコート)の女子シングルス2回戦で、第3シードのビクトリア・エムボコ(カナダ)がアレクサンドラ・イアラ(フィリピン)に3-6 6-3 6-4で逆転勝利をおさめて8強入りを決めた。

 ワンブレーク差で第1セットを先取したイアラは2-3からサービスダウンを喫して第2セットを取り返されたあと第3セットで4-1とリードしたが、エムボコがそこから最後の5ゲームを連取して2時間27分で競り勝った。

 ふたりはこれがツアーレベルの初対決だったが、イアラが優勝した2022年全米ジュニアの準決勝で一度プレーして1つ年下のエムボコは1-6 6-7(5)で敗れていた。

「私たちはコート外でもいい思い出がたくさんある。一緒にタピオカミルクティーを飲みに行ったり、楽しい時間を過ごしているのの」とエムボコは試合後に明かした。

「あのように挽回できるなんて信じられないような気分だわ。アレックス(イアラ)は本当に素晴らしいテニスをしていたし、もちろん観客の熱気も最高だった。とても緊迫した雰囲気で、可能な限り戦おうと私を奮い立たせてくれた」

 エムボコは次のラウンドで、36歳のジャン・シューアイ(中国)を6-1 6-1で破って勝ち上がった第6シードのアンナ・カリンスカヤ(ロシア)と対戦する。

 そのほかの試合では第1シードのベリンダ・ベンチッチ(スイス)がワン・ヤファン(中国)を6-2 6-2で下し、予選から勝ち上がってきた日本の坂詰姫野(橋本総業ホールディングス)はワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したエウディス・チョン(香港)を6-2 6-1で退け、ベスト8が出揃った。

 準々決勝ではベンチッチがクリスティーナ・ブクサ(スペイン)と、坂詰は第5シードのマヤ・ジョイント(オーストラリア)と顔を合わせる。

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写真◎Getty Images

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