ベスト8に進出したシェルトンとデミノーがATPファイナルズ出場権を獲得 [パリ・マスターズ]

写真はベン・シェルトン(アメリカ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ロレックス・パリ・マスターズ」(ATP1000/フランス・パリ/10月27日~11月2日/賞金総額612万8940ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス3回戦で、第5シードのベン・シェルトン(アメリカ)が第12シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)を7-6(6) 6-3で倒して8強入りを決めた。

 自分のサービスゲームで一度もブレークポイントに直面しなかったシェルトンはタイブレークの末に第1セットを先取し、第2セット2-3から最後の4ゲームを連取して1時間35分で試合を締めくくった。

 アドリアン・マナリノ(フランス)に対するUSオープン3回戦で左肩を負傷して途中棄権を強いられたシェルトンは4週間前の上海で復帰して以降初の連勝をマークし、男子トップ8によるエリート大会「Nitto ATPファイナルズ」の出場権を初めて獲得した。

「今日の試合に勝てば(ATPファイナルズの)出場権を獲得できると知っていたけど、そのことは考えないようにしていた。今週はここパリのことに集中しようと心掛けている」とシェルトンは試合後のオンコートインタビューで語った。

「でも自分の運命を自分でコントロールしたければ、今日は必ず勝たなければならないとわかっていた。死ぬ気で戦おうと思っていたから、今日のパフォーマンスには満足している。ここ数ヵ月で最高のテニスができたと感じている」

 シェルトンは次のラウンドで、フランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)を7-5 6-1で破って勝ち上がった第2シードのヤニク・シナー(イタリア)と対戦する。

 そのほかの試合ではディフェンディング・チャンピオンで第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)、第6シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)、第9シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)、第11シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)、第13シードのアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したヴァランタン・バシュロ(モナコ)が勝ち上がり、ベスト8が出揃った。

 シード対決ではズベレフが第15シードのアレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)を6-2 6-4で下し、デミノーが第10シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)に6-2 6-2で快勝し、ブブリクは第4シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)を7-6(5) 6-2で退けた。

 この結果でデミノーもシェルトンに続いてATPファイナルズ出場権を獲得し、残り1枠を巡ってレースランキング(Race To Turin)で8位のロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)を追い抜く可能性があるのはオジェ アリアシムとブブリクのみとなっている。

 準々決勝ではズベレフがメドベージェフと、デミノーがブブリクと、オジェ アリアシムはバシュロと顔を合わせる。

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写真◎Getty Images

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