ATPファイナルズ出場権獲得を目指すオジェ アリアシムがベスト4進出「僕はすべての試合で勝とうと思っている」 [パリ・マスターズ]

写真はフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ロレックス・パリ・マスターズ」(ATP1000/フランス・パリ/10月27日~11月2日/賞金総額612万8940ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス準々決勝で、第9シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したヴァランタン・バシュロ(モナコ)を6-2 6-2で退けベスト4進出を決めた。

 8回あった自分のサービスゲームで6ポイントしか落とさなかったオジェ アリアシムはすべてキープし、各セットで2度ずつブレークに成功して1時間18分で快勝した。

 3週前の上海で予選から勝ち上がった末に1990年以降のATPマスターズ1000大会史上もっとも低い世界ランク204位でツアー初優勝を果たす快挙を達成したバシュロは相手のサービング・フォー・ザ・マッチで15-40として唯一のチャンスを掴んだが、オジェ アリアシムが続く4ポイントを連取して試合を締めくくった。

 残り1枠となった男子トップ8によるエリート大会「Nitto ATPファイナルズ」の出場権を巡るレースランキング(Race To Turin)で9位のオジェ アリアシムは、あと1勝すれば8位のロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)を追い抜くことができる。

「僕は自分がプレーするすべての試合で勝とうと思っている。年末だろうが年頭だろうが関係なく、このスポーツではすべてが重要なんだ」とオジェ アリアシムは試合後に語った。

「積み重ねてきた努力やルーティンが大事だと思っている。僕は徹底して努力し、すべてにおいて一貫性のある行動をしようと心掛けている。安定した結果が出ると満たされた気分になるよ」

 オジェ アリアシムは次のラウンドで、第6シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)を6-7(5) 6-4 7-5で破って勝ち上がった第13シードのアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)と対戦する。

 ブブリクは今大会で優勝し、次週の大会でもプレーして最後まで勝ち抜けばATPファイナルズに出場するチャンスがある。

 もうひとつの準決勝は、ヤニク・シナー(イタリア)とアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)の顔合わせとなった。

 第2シードのシナーが第5シードのベン・シェルトン(アメリカ)を6-3 6-3で下し、ディフェンディング・チャンピオンで第3シードのズベレフは第11シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)に2-6 6-3 7-6(5)で逆転勝利をおさめた。

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写真◎Getty Images

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