USオープン決勝に続いてアニシモワを倒した世界1位サバレンカが大会初優勝に王手「2人とも素晴らしいテニスをした」 [WTAファイナルズ]

写真は準決勝を戦い終えて抱擁を交わすアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ/右)とアマンダ・アニシモワ(アメリカ)(Getty Images)


 女子トップ8によるエリート大会「WTAファイナルズ・リヤド」(ファイナルズ/サウジアラビア・リヤド/11月1~8日/賞金総額1550万ドル/室内ハードコート)の大会7日目に行われた女子シングルス準決勝で、第1シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)が第4シードのアマンダ・アニシモワ(アメリカ)を6-3 3-6 6-3で振りきり大会初優勝に王手をかけた。

 同大会に5年連続出場となる27歳のサバレンカは初めて予選ラウンドを突破した2022年に決勝進出を果たしたが、カロリーヌ・ガルシア(フランス)に6-7(4) 4-6で敗れていた。

 相手のサービスゲームを2度破って第1セットを先取したサバレンカは0-4とリードをされた第2セットを取り返されたが、第3セット2-3から最後の4ゲームを連取して2時間21分で勝利を決めた。

 ふたりはこれが今季のグランドスラム4大会を含む通算11回目の対戦で、アニシモワは1つ勝ち越してはいるが5敗目を喫した。直近では9月にUSオープン決勝で顔を合わせ、サバレンカが6-3 7-6(3)で勝っていた。

「彼女(アニシモワ)はいつも私のベストテニスを引き出してくれる。正直に言うと、この試合に負けても構わなかった。2人とも素晴らしいテニスをしたし、どちらも決勝進出に相応しいと思うから…」とサバレンカは試合後に語った。

「勝てて凄くうれしい。アマンダには今シーズンを誇りに思うべきだと伝えたわ。彼女は1年を通して素晴らしいテニスをしてきたけど、これは始まりに過ぎない。これからいいことがたくさんあるはずよ」

 先に行われたもうひとつの準決勝では第6シードのエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)が第5シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)に4-6 6-4 6-3で逆転勝利をおさめており、最終決戦は全勝対決となった。

 両者は過去13戦してサバレンカが8勝5敗とリードしているが、昨年の同大会グループステージではルバキナが6-4 3-6 6-1で勝っている。

 WTAファイナルズはWTAツアー最終戦で、今季の成績上位8名(ダブルスは8組)のみで争われる。4人(ダブルスは4組)ずつのグループに分かれたラウンドロビンを行い、上位2名(ダブルスは2組)ずつが決勝トーナメントに進出する形式で行われる。

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写真◎Getty Images

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