前年覇者ガウフをストレート倒したサバレンカがラウンドロビン3戦全勝で準決勝へ「既に第2セットに向けて準備をしていた」 [WTAファイナルズ]

写真はラウンドロビン3連勝でステファニー・グラフ・グループ首位通過を決めたアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ/左)(Getty Images)


 女子トップ8によるエリート大会「WTAファイナルズ・リヤド」(ファイナルズ/サウジアラビア・リヤド/11月1~8日/賞金総額1550万ドル/室内ハードコート)の大会6日目に行われたステファニー・グラフ・グループのラウンドロビン(総当たり戦)第3戦で、第1シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)がディフェンディング・チャンピオンで第3シードのココ・ガウフ(アメリカ)を7-6(5) 6-2で退け3連勝を飾った。

 2度サービスダウンを喫しながらもその都度追いついたサバレンカはタイブレークの末に第1セットを先取し、第2セット4-0から4-2に追い上げられたあと最後の2ゲームを連取して1時間28分で勝利を決めた。

 ふたりはこれが12回目の対決だったが、昨年の同大会準決勝と6月のフレンチ・オープン決勝で敗れていたサバレンカが6勝6敗のタイに追いついた。

「正直に言うと、私は既に第2セットに向けて準備をしていたの。でも何かのスイッチが入ってブレークに成功し、このセットもまだチャンスがあるという大きな自信が湧いてきた。この試合に勝つことができて凄くうれしい」とサバレンカは試合を振り返った。

「(第1セットのタイブレークで2-4とされたときは)失うものは何もないと考えていて、サービスを思いきり打ち込んだらリズムを掴むきっかけになった。そこからサービスがずっとよくなったし、思いきり打ってリズムを取り戻そうとしたのは本当にいい決断だったわ」

 先に行われた同グループの試合では、第5シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)が第8シードのジャスミン・パオリーニ(イタリア)を6-2 6-3で下して2勝目を挙げた。

 この結果でステファニー・グラフ・グループの最終順位が確定し、3戦全勝のサバレンカと2勝1敗のペグラが決勝トーナメントに駒を進めた。

 11月7日(金)に行われる準決勝では第2試合でペグラが第6シードのエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)と、第3試合ではサバレンカが第4シードのアマンダ・アニシモワ(アメリカ)と対戦する予定になっている。

 WTAファイナルズはWTAツアー最終戦で、今季の成績上位8名(ダブルスは8組)のみで争われる。4人(ダブルスは4組)ずつのグループに分かれたラウンドロビンを行い、上位2名(ダブルスは2組)ずつが決勝トーナメントに進出する形式で行われる。

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写真◎Getty Images

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