シナーが左ふくらはぎを痛めたオジェ アリアシムをストレートで退けタイトル防衛に向けた挑戦をスタート「6-5までは非常に厳しい試合だった」 [Nitto ATPファイナルズ]

写真はビヨン・ボルグ・グループで白星スタートを切ったヤニク・シナー(イタリア)(Getty Images)


 男子トップ8によるエリート大会「Nitto ATPファイナルズ」(ATPファイナルズ/イタリア・ピエモンテ州トリノ/11月9~16日/賞金総額1550万ドル/室内ハードコート)の大会2日目に行われたビヨン・ボルグ・グループのラウンドロビン(総当たり戦)第1戦で、タイトル防衛を目指す第2シードのヤニク・シナー(イタリア)が第8シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)を7-5 6-1で退け白星スタートを切った。

 6-5から初めて相手のサービスゲームを破って第1セットを先取したシナーは第2セット第2ゲームでもブレークに成功し、3-1から最後の3ゲームを連取して1時間40分で勝利を決めた。

「(第1セット)6-5までは非常に厳しい試合だった。ブレークのチャンスは何度かあったけど、彼(オジェ アリアシム)のサービスがとてもよかった」とシナーは試合を振り返った。

「彼はアグレッシブなテニスをしていたから、今日はこの厳しいテストを乗り越えることができてうれしい。この大会フォーマットでは初戦に勝つことが重要だし、凄く満足している」

 第1セット終盤に左ふくらはぎを痛めた様子のオジェ アリアシムは第2セットが始まる前にメディカルタイムアウトを取って治療を受けたあと最後までプレーを続けたが、動きに支障をきたしたままで失速してしまった。

「危険なものじゃないし、あまり心配していない」とオジェ アリアシムは試合後の記者会見で説明した。

「今日は彼(シナー)が僕よりも優れていた。次の試合に向けてしっかり準備を整えるよ」

 アフタヌーンセッションで行われたジミー・コナーズ・グループの試合では、前年に準優勝を飾った第6シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)が第9シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)を6-3 6-4で下して1勝目を挙げた。

 ATPファイナルズはATPツアー最終戦で、今季の成績上位8名(ダブルスは8組)のみで争われる。4人ずつのグループに分かれたラウンドロビンを行い、上位2名(ダブルスは2組)ずつが決勝トーナメントに進出する形式で行われる。

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写真◎Getty Images

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