アルカラスがフリッツに逆転勝利でラウンドロビン2連勝、年末世界ナンバーワンにあと1勝「かなりの接戦だった」 [Nitto ATPファイナルズ]

写真はジミー・コナーズ・グループで2連勝を飾ったカルロス・アルカラス(スペイン)(Getty Images)


 男子トップ8によるエリート大会「Nitto ATPファイナルズ」(ATPファイナルズ/イタリア・ピエモンテ州トリノ/11月9~16日/賞金総額1550万ドル/室内ハードコート)の大会3日目に行われたジミー・コナーズ・グループのラウンドロビン(総当たり戦)第2戦で、第1シードのカルロス・アルカラス(スペイン)が前年の大会で準優勝を飾った第6シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)に6-7(2) 7-5 6-3で逆転勝利をおさめて2連勝を飾った。

 2-1からサービスダウンを喫したあとタイブレークの末に第1セットを落としたアルカラスは6-5から2度目のブレークに成功して第2セットを取り返し、第3セット3-2からもう一度相手のサービスゲームを破って2時間48分で競り勝った。

「かなりの接戦だった。第1セットでは僕のほうが彼(フリッツ)よりも苦しんでいた。あまりいいサービスを打つことができず、彼は全体的に心地よくプレーしていたと思う…」とアルカラスは試合を振り返った。

「試合中にいろいろあったから、勝利を決めたときはホッとしたよ。ボールの感触は初戦ほどよくなかったけど、挽回して彼の弱点を突く方法を見つけることができて本当にうれしい」

 年末世界ナンバーワンの座をヤニク・シナー(イタリア)と争っているアルカラスは、あと1勝すればライバルを上回ることができる。

「それについてはあまり考えないようにする」とアルカラスは笑顔で話した。

「僕にとって本当に大事な試合になる。苦しい場面で緊張してしまわないようにしたい。今日よりもいいフィーリングでプレーするのが目標だから、それについて考えようと思っている」

 イブニングセッションで行われた同グループの試合では、第9シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)が第3セット3-5から挽回した末に第7シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)を7-5 3-6 7-5で倒して大会初勝利を挙げた。

 ATPファイナルズはATPツアー最終戦で、今季の成績上位8名(ダブルスは8組)のみで争われる。4人ずつのグループに分かれたラウンドロビンを行い、上位2名(ダブルスは2組)ずつが決勝トーナメントに進出する形式で行われる。

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写真◎Getty Images

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