「頑張れイタリア!」イタリア国際でティーンに脚光
これ以前にローマで4人のイタリア人選手が3回戦に進出したのは、コラド・バラズッティ(イタリア)、パオロ・ベルトルッチ(イタリア)、ジャンニ・オクレッポ(イタリア)、アドリアーノ・パナッタ(イタリア)が実現した1979年のことだった。
1976年決勝でクレーコートスペシャリストのギジェルモ・ビラス(アルゼンチン)を倒して優勝したパナッタは、ここまでのところイタリア国際でトロフィーを掲げた唯一のイタリア人選手となっている。その当時はファンたちが熱狂したものだったが、今年のシーンは大きく違う。新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックのため、ファンたちは観戦を許されていないのだ。
前述のバラズッティ氏は今、イタリアのデビスカップ代表監督を長年務めている。彼はイタリアのテニスファンたちは今後何年にも渡り、新しいプレーヤーたちの収穫を間近に見る機会をたくさん得ることになるだろうと話している。
「これらの若手プレーヤーたちは、ランキングを駆け上がっていくだろう。ファンたちはトリノで行われるATPファイナルズで、我が国のプレーヤーを目にすることになるだろうと私は確信している」とバラズッティ氏は年末の世界トップ8による頂上対決に言及した。
ATPファイナルズはこれまでのロンドンから場所を変え、2021年からイタリアのトリノで開催されることになっている。(APライター◎アンドリュー・ダンプ/構成◎テニスマガジン)
※写真はロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)
ROME, ITALY - SEPTEMBER 17: Lorenzo Musetti of Italy celebrates in his round two match against Kei Nishikori of Japan during day four of the Internazionali BNL d'Italia at Foro Italico on September 17, 2020 in Rome, Italy. (Photo by Angelo Carconi - Pool/Getty Images)
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