アルカラス不在のスペインがドイツを倒して6年ぶり11回目の決勝進出 [デビスカップ・ファイナル8]

写真は6年ぶり11回目の決勝進出を決めたスペイン代表チーム(Getty Images)


 男子テニスの国別対抗戦「デビスカップ」ファイナル8(イタリア・エミリア ロマーニャ州ボローニャ/11月18~23日/室内ハードコート)の5日目は準決勝残り1対戦が行われ、スペインが第2シードのドイツを2勝1敗で下して6年ぶり7度目の優勝に王手をかけた。

 第1試合でパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)がヤン レナード・ストルフ(ドイツ)を6-4 7-6(6)で振りきり、第2試合はアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)がジャウメ・ムナール(スペイン)とのエース対決を7-6(2) 7-6(5)で制して1勝1敗となったあと、勝負のかかったダブルスでマルセル・グラノイェルス/ペドロ・マルチネス(スペイン)がケビン・クラウィーツ/ティム・プッツ(ドイツ)を6-2 3-6 6-3で退けた。

 世界ランク1位のカルロス・アルカラス(スペイン)が右ハムストリングでチームを離脱したスペインは6度目の栄冠に輝いた2019年以来となる11回目の決勝で、前日にベルギーを2勝0敗で破って勝ち上がった開催国で第1シードのイタリアと対戦する。

 デビスカップは2019年に国際テニス連盟(ITF)とスペインの元サッカー選手ジェラール・ピケによって設立された投資団体コスモスの協力(ITFとコスモスのパートナーシップは既に終了)によって開発された新フォーマットに変更されたが、2025年から新たな形式で開催されている。

 昨年まではホーム&アウェー方式の予選ラウンドを経てグループステージのラウンドロビン(4チームによる4グループの総当たり戦)を勝ち抜いた8ヵ国が決勝トーナメントに進出して世界一を争ったが、今年からはホーム&アウェー方式の予選1回戦(26ヵ国13対戦)と予選2回戦(14ヵ国7対戦)を勝ち抜いた7ヵ国が『ファイナル8』に進出し、開催国を加えた8チームがトーナメント方式で戦い優勝チームを決定する。

 ホーム&アウェー方式がシングルス4試合とダブルス1試合(初日にシングルス2試合、2日目にダブルス1試合とシングルス2試合)の3ポイント先取、トーナメント方式はシングルス2試合とダブルス1試合の2ポイント先取で勝者を決め、原則的に勝敗がかかる試合はすべてベスト・オブ・3セットマッチで行われる。

※国名の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位

ファイナル8:5日目◎11月22日|試合結果

準決勝

5スペイン 2-1 8ドイツ[2]

R1 ○パブロ・カレーニョ ブスタ 6-4 7-6(6) ●ヤン レナード・ストルフ
R2 ●ジャウメ・ムナール 6-7(2) 6-7(5) ○アレクサンダー・ズベレフ
R3 ○マルセル・グラノイェルス/ペドロ・マルチネス 6-2 3-6 6-3 ●ケビン・クラウィーツ/ティム・プッツ

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写真◎Getty Images

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